セーラーヴィーナスの必殺技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 05:16 UTC 版)
「愛野美奈子」の記事における「セーラーヴィーナスの必殺技」の解説
ヴィーナス・ラブ・ミー・チェーン(原作漫画、テレビアニメ、実写、『Crystal』全てに登場。テレビアニメでは『R』以降) 原作では腰に付けたラブのチェーンベルトにエネルギーを纏わせて攻撃する。登場当初は自分が月のプリンセスだと名乗っており「ヴィーナス」の名前が使えないという事情のため、「ラブ・ミー・ムーン・チェーン」と言っていた。原作第三期では攻撃だけでなく、洗脳された人々を元に戻すことも出来る。 テレビアニメではクレッセント・ビームのエネルギー波動を金色に光るハート型のリングを連ねたようなチェーンに変換して自由自在に操る。どんな角度からでも敵を攻撃できるだけでなく、重い物を動かしたり相手を牽制や拘束などしたりもできる便利な技となっている。チェーンが螺旋状にして全身を包まれた後、チェーンの先端で敵を貫けることが多い。なお、テレビアニメ第三期102話でセーラームーンに変装して現れた際にも「ラブ・ミー・ムーン・チェーン」と言っていた。 実写では腰に付けている赤い宝玉の飾りを連ねたようなチェーンを鎖の形の長いムチに変換して、敵に襲い掛かる。技の成功率が高いものが多い、35話ではクンツァイトの攻撃を跳ね返すほどの防御力を示した。 『Crystal』ではラブのチェーンベルトを振って敵にぶつける、敵を拘束しつつ金色のエネルギーを放出して撃ち倒す、物を奪うなど素早さと応用性が高い技を使う。Season IIIではラブのチェーンベルトを使っているが動作はテレビアニメ版をリメイクしたものとなっている。 クレッセント・ブーメラン(原作、実写、『コードネームはセーラーV』第1巻Vol.3、『Crystal』。実写ではクレッセント・カッター) 幻の戦士セーラーV時代から愛用する真実を映し出すコンパクトをブーメランのように投げ、相手を切り裂く。 原作第一期では技名こそ出ないが、ゾイサイトを倒す際に使用されており、第二期と第四期の番外編も登場した。 実写でも技名は明かされないが、三日月カッターでブーメランのように投げる。敵の行動や攻撃を阻害し、敵の道具を破壊することもある。 3DO対戦格闘ゲームではV字型の光のブーメランを回転させ相手に投げる攻撃。 『Crystal』ではセーラーヴィーナスの初期技で、オレンジ色に光る三日月形のブーメランを投げ飛ばす攻撃になっている。複数回発動も可能。 ローリング・ハート・バイブレーション(原作、実写、『Crystal』) 原作では両腕からハート型のエネルギー光弾を発生し、渦と震動で回転させ放つ攻撃。原作初登場時の掛け声は「わが愛の星・金星よ!愛の力を!」。 アーケードゲームではテレビアニメ版オリジナルの新規アニメーションであり、自身を抱くように両腕を大きく交差させて集中した後、エナジーを込めて向かい合わせた両手の間にピンク色のハート型のリングを作り出して両腕から回転させ放つ攻撃。3DO対戦格闘ゲームでは両腕から複数放つ金色のハート型のエネルギー体を身体の周囲に回転させて、相手の近距離攻撃を防いだ。スーパーファミコン版では両腕から放つ複数のハート型のエネルギー弾を敵に弾き飛ばす。 実写では第46話に一度だけ使用。戦士の力が覚醒した際の技で、ヴィーナスが胸の前で両手をハート型にして姿勢を回転させ、両腕の間に展開したハート型の光の輪を複数放出して攻撃する。最強の妖魔に強力な振動を与えて吹き飛ばし、その勢いでクイン・メタリアを分離させるほど高い威力を持っていた。 『Crystal』では第二期から初登場。金色に光るハート型のリングを両手から回転させて放ち、敵にぶつける。 クレッセント・ビーム(テレビアニメ、『コードネームはセーラーV』第1巻Vol.1) 原作では『コードネームはセーラーV』のみ登場する必殺技。あらかじめ月光を浴びて充電されたコンパクトを相手にかざし、強力なビームを放つ攻撃。充電されていないとコンパクトの鏡面が黒くなり使用することが出来ない。 テレビアニメではセーラーヴィーナスの初期技で、三日月の形をした金色のエナジーを2つ作り出して頭上で合わせ、光の泡を吹き出しながら輝くそのエナジーの塊を人差し指で触れて指先に取り込む。そして敵に向けた指先から、エナジーを凝縮した一筋の金色のビーム(熱光線)を発射して貫いたり、焼き切ったりする。初登場時ではクンツァイトを負傷させたが、その後は妖魔の攻撃で無効化されることがほとんどであり、セーラー戦士の技の中でも特に成功率が低い。マーズやジュピターの必殺技を助力したことが多い。 劇場版『R』では発射前のエナジーを集中する部分は省略され、白いエナジーの光球に包まれながら金色のビームを放つ指先のアップから始まり、そのまま指先から放ち続けながら周囲をビームで薙ぎ払って敵を一掃した。 クレッセント・ビーム・シャワー(テレビアニメ『R』前半) 全身の光のエネルギーを指先に集中させ、上空にビームを発射する。ビームは上空で弾けて拡散して降り注ぎ広範囲を攻撃する。クレッセント・ビームと違い、相手の動きを封じつつダメージを与える技になっている。カーディアン、ギガロスにクレッセント・ビームを破られた際、園児たちを守りたいと思う強い気持ちにより生み出された。 ヴィーナス・ウインク・チェーン・ソード(原作第三期、テレビアニメ『S』OP、『Crystal』) 原作ではプラネット・パワーで強化された技。両手で握っているラブ・ミー・チェーンを大剣型の光エネルギーに具現化し、相手目掛けて投げつける。 テレビアニメでは『S』のOPにのみ登場し、本編未使用。一回転しながら右手にラブ・ミー・チェーンを引っ張って、さらに左手でもう1本のチェーンを振った後に投げっ放し、2本のチェーンが違う角度から対象を斬り裂く。 スーパーファミコン版の対戦格闘ゲームではラブ・ミー・チェーンを振り上げて、地面から光の剣のようなエネルギー弾を向上に飛ばして攻撃する。プレイステーション版とセガサターン版の対戦格闘ゲームとほぼ同じ技であり、手からの黄色いエナジーの光球がラブ・ミー・チェーンを呼び出し、それを地面に叩きつけ、地面から光の剣のような金色のエネルギーを打ち上げる。『ANOTHER STORY』では手に持った剣を投げ、剣自体が光エネルギーを発して敵にぶつける。 『Crystal』ではウィンクから発生した金色のハート型のエネルギーを聖剣に変化し、それから両腕に聖剣を持って数回転する後に投げ飛ばす。聖剣を大量の金色のハート型のエネルギー体に変化させ、腰部から飛び出した4本のラブ・ミー・チェーンを強化して敵を貫く。 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン -Amour Eternal-』では四方八方からラブ・ミー・チェーンを敵に直撃するエフェクトが見られる。 ヴィーナス・ラブ・アンド・ビューティ・ショック(原作第四期、テレビアニメ『SuperS』、『Eternal』) 原作では「無敵の金星の女神の愛のムチ!!うけてみよ!!」という詠唱がつき、バラ形の鎖にして愛のムチで攻撃する。 テレビアニメでは右手のひらが浮かび上がったヴィーナスの紋章から発生した輝く金色の星屑を口元に集めてウィンクした後、投げキッスのポーズでハート型の衝撃光弾を生成し、自身の周りで増幅して発射する。技のスピードが強化されるほか、複数の光弾を飛ばす攻撃ができ、多数の敵に短時間で命中させる描写がある。セーラーティンにゃんこにはあっさり避けられてしまった。 『Eternal』ではテレビアニメ版の演出と原作の設定が混ざっており、投げキッスからハート型エネルギー弾を生成し、それを投げることで、オレンジ色のバラの花を連ねたチェーンとなりそれを用いて攻撃する。 ヴィーナス・ラブ・アンド・ギャラクティカ・ショック(原作第五期のみ) 原作第五期後半にて、セーラーギャラクシアの部下として生まれ変わった際の技で、「ヴィーナス・ラブ・アンド・ビューティ・ショック」と同様の技だが、鎖の形状が異なる。 怒りのクレッセント・ビーム乱れ撃ち(テレビアニメ『SuperS』141話にのみ登場) 大きく手を振り上げて掲げた指先へエナジーを集中し続け、周囲が光で染まる程の大きなエナジーの光球を指先に灯した後、正面に向けて一瞬で大量の激しいビームを発射する。 ヴィーナス・ビーム(実写) 実写では技名は作中では唱えられず、唇に指をあてるポーズをとりながらエナジーを指先に集中した後、敵に向けた指先から金色のビームを発射する。普段は指先から光を放出し続けて浴びせるようなビームを発射するが、棒状に凝縮した短めのビームを2連射する事もあった。ポーズをとりながら準備をする際、発射前に指先が一瞬光り輝く事もあった。初登場時はゾイサイトを撃退することに成功し、以後は弾かれることが多い。 本編のOPでも登場した。胸の前で両手をハート型に合わせた後、ポーズをとりながら右手のひらから一閃して金色のビームを撃ち出す。 空中地獄車(メガドライブ版ゲームのみ) 掴んだ相手と共に地面を転がった後に空高く蹴り飛ばす。 ヴィーナス・キック(アーケードゲームのみ) テレビアニメ版オリジナルの新規アニメーションであり、ジャンプしながら蹴りを繰り出す技。 チェーン・エクスプロシブ(対戦格闘ゲームのみ) 相手に大ダメージを与える超必殺技。ラブ・ミー・チェーンを素早く地面に叩きつけ、地面から強烈な光の波動を起こし、相手に大ダメージを与えたりする。
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