スズキ目
スズキ目(Perciformes)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 09:56 UTC 版)
「ミラーテスト」の記事における「スズキ目(Perciformes)」の解説
ホンソメワケベラ(Bluestreak cleaner wrasse、学名:Labroides dimidiatus):ホンソメワケベラは、最初にミラーテストを成功した魚類である。大阪市立大学の幸田正典らは魚が自己認識しているという驚異的な論文を発表した 。10匹のホンソメワケベラを、鏡のある水槽に1匹ずつ入れ実験してみると最初は大きく口を開けて反応する(第一段階)程度だったが次第に行動に変化が見られた。鏡に向かって突進し急停止したり、背泳ぎなど普段しない体勢で鏡の前を泳いだりと普通なら取らないような行動を取った。これは鏡像が自分であることを確認(第二段階)している行為とみられ、最終的には動きが落ち着き鏡で自身を観察するようになった(第三段階)。そしてマークをつけた古典的なミラーテストでも、喉という鏡がなくては認識できない部分に汚れがついていることに気づき、近くにある物体の表面を使い汚れを擦り落とそうとした。その後に再び、鏡の前に戻って印が取れたか確認する行為を行なった。また、マークのついた個体を鏡のない水槽に入れても落とす素振りはしなかったことから自分自身を認識していることの証明となった。 同大学・理学研究科の追加実験では、ホンソメワケベラのミラーテスト合格率は「100%=14/14」で、知性が高いとされるチンパンジーの「40%」やゾウの「30%」より高かった。この結果を同大教授・幸田正典は、ホンソメワケベラの大脳皮質が発達している事と「野生の類人猿や大型ほ乳類では目を合わせることが相手への敵意に繋がる」ため鏡への注目度の低下による要因と推論している。(「アイ・コンタクト」については第4項・ゴリラの記事も参照)
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「スズキ目」の例文・使い方・用例・文例
- ある分類法では、亜目と考えられるスズキ目とほとんど同じか、または全く同等
- スズキ目の非常に多くの棘鰭上目の魚の総称
- スズキ目の様々な科の数多くのとげのあるヒレを持つ魚
- スズキ目魚類の科の1つで、ロボロと呼ばれる魚を含む
- スズキ目アカメ科の標準属:アカメ
- スズキ目ウミタナゴ科の1属
- スズキ目キントキダイ科の標準属
- スズキ目コバンザメ科の1属
- スズキ目アジ科の1属
- スズキ目アジ科の多くの魚各種
- スズキ目フエダイ科の標準属:フエダイ類
- スズキ目タイ科の1属
- スズキ目ニベ科の1属
- スズキ目ヒメジ科の1属
- スズキ目カマス科模式単型属
- スズキ目イスズミ科の標準属
- スズキ目スズメダイ科の標準属:スズメダイ類
- スズキ目ベラ科の1属
- スズキ目オオカミウオ科の標準属
- スズキ目ハゼ科の1属
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