スカイダイビング
空中を時速200kmのスピードで降下するスリリングなスポーツです。降下している時はかなりの風圧を受けますが、落ちるというよりは浮いているように感じます。地面が近づいてきたらパラシュートを開いて着地します。教官がマンツーマンで指導するので、1~2日間の地上訓練で降下できるようになります。
競技には、地上の目標地点にいかに正確に着地するかを競う「アキュレシー」、パラシュートが開く前に指定された空中動作を早く正確に行う「スタイル」、4人または8人で降下し空中で指定されたフォーメイションを行う「レラティブワーク」などがあります。男女の差なく楽しめるスポーツです。
パラシュートスポーツ(スカイダイビング)
歴史と沿革
パラシュートは15世紀にレオナルド・ダ・ヴィンチが想定した理想図が最も古い記録とされている。実際には、1903年にライト兄弟が飛行機を開発して以来、救命具として開発され、1928年には国産化されたが、先の大戦までは専ら軍需品としての開発が行われてきた。
スポーツとしては、1948年にフランスで降下が始まり、1952年に第1回世界選手権がユーゴスラビアで行われた。日本では1952年に行われたのが最初で、1969年に日本落下傘スポーツ連盟が統括団体として発足。翌1970年には、第10回世界選手権に団体として出場し、これまでは専らアキュレシー・スタイル降下が主体で行われてきた。
この頃からリラティブ・ワーク等の空中動作が盛んになり、これらの競技も行われるようになったが、日本は1983年に第5回世界リラティブ・ワーク選手権に初参加した。現在、日本では2,000名程の愛好者がいるが、航空機費用が高く、1回の降下に4,000~7,000円の費用がかかるので、なかなか普及しないのが現状となっている。
特徴
スカイダイビングとは、まさに“空中に跳び込む”という醍醐味。味わってみなければ判らない。その楽しみ方は、一人またはグループで行うもの、パラシュートを開く前に空中で行うエアワークと、パラシュートを開いてから目標を競う種目に大別できる。
アキュレシー、フリースタイルなどいくつかの種目があるが、フォーメーションは世界的にも競技者数の多い種目である。しかし、世界の頂点に立とうとすると、アキュレシーが最も近道ともいえる。
競技種目
1. アキュレシー・ジャンプ
3,500ftの上空から10秒以内にパラシュートを開き、地上に置かれた目標3cmに如何に近づけるかを競う。
2. スタイル・ジャンプ
7,000ftから飛び出し、30秒以内に左右360度旋回、宙返りを2回行い、その速さを競う。
3. フォーメーションスカイダイビング
空中で身体のバランスを取り、手や足をつないで次々と決められた形を作って、その正確さとスピードを競う。採点はチームと同時に飛び出したエアカメラマンが空中の演技をビデオカメラで撮影し、その空中映像を国際パラシュート連盟(International Parachute Committee:IPC)の公認ジャッジが採点する。
1. | 4WAYシーケンシャル 4名1組であらかじめ決められたフォーメーションを、高度10,500feetの航空機から飛び出し 35秒間に何回できるかを競う。 | |
2. | 8WAYシーケンシャル 8名1組であらかじめ決められたフォーメーションを、高度12,500feetの航空機から飛び出し 50秒間に何回できるかを競う。 |
1. | CRW 何人かのダイバーが同時にパラシュートを開き、傘体を握ったりしてその形を競う。 |
2. | キャノピーパイロッティング 空中に飛び出しすぐにパラシュートを開き着地前に決められた2つのゲートを通過して何秒で通過出来るかを競うもの、ゲートから何m地面に接地せずに距離を伸ばせるか競うもの、水しぶきを上げながらターゲットの如何に近くに着地するかを競うものなどがある。 |
3. | フリースタイル 降下中にターンやループなど決められた内容を行いそのタイムを競う。 |
4. | フリーフライ 演技者2人とカメラマンの3人でフリーフォール中に演技をし、正確さや難易度で競う、空のシンクロの様な競技。 |
スカイダイビング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 07:15 UTC 版)
スカイダイビング(英語: skydiving、parachuting)とは、航空機で空へ昇り地上へ落下するスポーツである。競技としては国際航空連盟用語で「parachuting」と呼ぶ。レクリエーションの場では短く「ジャンプ」と称されることも多い。
注釈
- ^ ただし、大気密度は、気温と気圧によって変化する。ここでは定数として扱っているが、より厳密には、大気密度の変化についても考慮して立式する必要がある
出典
- ^ 米空軍
- ^ http://www.aerospaceweb.org/question/aerodynamics/q0243.shtml
- ^ 上空3.9万メートルからのダイビングに成功、音速超える - AFPBB・2012年10月15日
- ^ “57歳のグーグル幹部、スカイダイヴィング世界記録更新した瞬間(動画あり)”. Wired.jp. (2014年10月27日) 2014年11月3日閲覧。
- ^ 日本パラシューティング委員会(JPC,2005年解散)、による(東京新聞2004年1月25日付記事より)
- ^ 55名2010年、68名2009年、64名2008年、他 - drop zoneより
- ^ 2004年1月11日の埼玉県川島町、及び同年8月10日のグアム島マンギラオでの2名死亡事故では、減速用と予備が絡まった(2004年11月30日付毎日新聞記事より)
- ^ a b 現代体育スポーツ大系28巻 (1984, pp. 260)
- ^ 今日から使える物理数学 2018, p. 29.
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- ^ a b c d パラシュート回顧録小宮国男、防衛大学校同窓会
- ^ 『日本航空史昭和戦後編』日本航空協会, 1992, p480
- ^ “Skydiving Safety - USPA”. 2014年9月21日閲覧。
- ^ a b スカイダイビングコトバンク
- ^ “死のスカイダイビング”. 読売新聞夕刊 (東京): p. 11. (1969年12月15日)
- ^ “103歳女性、パラシュート降下最高齢のギネス記録更新”. AFP (2022年5月30日). 2022年6月1日閲覧。
- ^ ユーリー・ガガーリン著、江川卓訳、「地球は青かった」1961、新潮社、1966、筑摩書房。
スカイ・ダイビング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/14 21:02 UTC 版)
スカイ・ダイビング(Sky Diving、または、Sky-Diving)とは、ショートドリンクに分類される、ラム酒をベース(基酒)としたカクテルである。
- ^ “スカイ・ダイビング レシピ”. サントリー. 2022年8月29日閲覧。
- ^ a b c d e 福西英三 『カクテルズ』ナツメ社、1996年、89頁。ISBN 4-8163-1744-9。
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- ^ a b c d 稲保幸 『カクテル こだわりの178種』新星出版、1998年、127頁。ISBN 4-405-09640-6。
- ^ a b c 今井清 『たのしむカクテル』(改訂版)梧桐書院、1988年、226頁。ISBN 4-340-01204-1。
- ^ YYTproject 編 『The カクテルハンドブック』池田書店、2006年、71頁。ISBN 978-4-262-17231-6。
- ^ a b c 稲保幸 『カクテル・レシピ1000』日東書院、2005年、90頁。ISBN 4-528-01412-2。
- ^ a b 今井清監修 『カクテル・カタログ '96』成美堂出版、1996年、161頁。ISBN 4-415-04090-X。
- ^ a b c 稲保幸 『カクテルガイド』新星出版、1997年、114頁。ISBN 4-405-09629-5。
- ^ a b c d 稲保幸 『スタンダードカクテル』新星出版、1993年、128頁。ISBN 4-405-09577-9。
- ^ 山本祥一朗監修 『カラー図解 カクテル』成美堂出版、1994年、63頁。ISBN 4-415-07873-7。
- ^ “プレザージュ Cocktail Time Skydiving SRPE19J1”. 価格.com (2021年6月11日). 2022年10月15日閲覧。
- 1 スカイ・ダイビングとは
- 2 スカイ・ダイビングの概要
- 3 出典
スカイダイビング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/05 14:29 UTC 版)
カラウンドラ飛行場からスカイダイビング用の飛行機が飛び立っており、上空4267メートル(14,000フィート)からのスカイダイブを楽しむことができる。
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スカイダイビング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 13:54 UTC 版)
「パイロットウイングス64」の記事における「スカイダイビング」の解説
空中を降下しフォーメーションを組むパートと、着地地点に着陸するパートに分かれている。
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スカイダイビング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 00:31 UTC 版)
「DECA SPORTA」の記事における「スカイダイビング」の解説
1-6人で、協力プレイ対応。タッチペンを使って遊ぶスカイダイビング。6人チームで制限時間内にフォーメーションをいくつ作れるかを競う、「フォーメーションスカイダイビング」に近いルールを採用している。 下画面をタッチして、タッチペンで移動したい方向にスライドすることで移動し、移動し終わるまでに再度タッチすると移動を停止する。 表示されるマーカーに選手の位置を合わせた後は、下画面を上下にスライドすることで選手が回転する。マーカーに完全に一致した段階でフォーメーション完成(1点)となる。 フォーメーションはいくつかのパターンがループする仕様になっているため、それを見越して移動させるとより高得点を期待できる。 「オープンマッチ」では「SUDDEN DEATH(なし・あり)」を設定でき、同点時に再プレイとなる。「チャレンジ」ではリングくぐりのスコアアタックを行い、3回くぐれないと終了。
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スカイダイビング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 08:43 UTC 版)
「生まれてから初めて見た夢」の記事における「スカイダイビング」の解説
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スカイダイビング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 08:43 UTC 版)
「生まれてから初めて見た夢」の記事における「スカイダイビング」の解説
(センター: 白石麻衣・西野七瀬) 秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、新内眞衣、高山一実、寺田蘭世、中田花奈、西野七瀬、樋口日奈、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美 17thシングル選抜メンバー。
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スカイダイビング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 21:40 UTC 版)
スカイダイビングでの自殺の事例が数件記録されている。故意にパラシュートを開傘させなかったり、自由落下中にパラシュートを取り外したりした例がある。
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スカイダイビング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 01:10 UTC 版)
「けん玉の技の一覧」の記事における「スカイダイビング」の解説
机の端などにけんを中皿を下にして置く。けんを持ち、たなからぼたもちと同様に糸で引いて落下してきたけんを玉で受ける。
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スカイ・ダイビング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 03:48 UTC 版)
「まんがでわかる7つの習慣」の記事における「スカイ・ダイビング」の解説
Chapter 4(Cocktail 11)。吉沢マキが注文。壱崎花が市ノ瀬大河との距離をなかなか縮められないという話を聞いて、怒りのあまり強めの酒だという歩の警告にも関わらず一気飲みし、説教したあげくに、酔いが回って気絶した。
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スカイダイビング
出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 00:15 UTC 版)
語源
発音(?)
名詞
スカイダイビング
翻訳
- イタリア語: paracadutismo (it) 男性
- 英語: skydiving (en)
- グルジア語: სკაიდაივინგი (ka) (colloquial), საპარაშუტო სპორტი (ka), პარაშუტით ხტომა (ka)
- スペイン語: paracaidismo (es) 男性
- チベット語: གདུགས་མཆོང་ལུས་རྩེད། (bo)
- 中国語:
- ドイツ語: Fallschirmspringen (de) 中性, Skydiving (de) 中性
- ハンガリー語: ejtőernyőzés (hu)
- フィンランド語: laskuvarjohyppy (fi)
- フランス語: parachutisme (fr) 男性, skydiving (fr) 男性
- ロシア語: (затяжные) прыжки́ с парашю́том (ru), скайда́йвинг (ru) 男性, парашюти́зм (ru) 男性
「スカイダイビング」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女はスカイダイビングをしていて負傷した
- スカイダイビングにスリルを感じる
- 彼はバンジージャンプ,スカイダイビング,ハンググライディングのようなものに興味がある
- スカイダイビングでスリルを味わう
- 彼女はエベレスト上空からスカイダイビングした。
- 長い間スカイダイビングをしてみたかった。
- スカイダイビングをする6人は次々と空中に飛び出した。
- 私はスカイダイビングをしたい。
- 信じようと信じまいと、私はスカイダイビングに行った。
- 私の父の気晴らしはスカイダイビングをすることです。
- スカイダイビングに挑戦したいのです。
- スカイダイビングはスリルを楽しむスポーツだ.
- スカイダイビングは危険なスポーツである
- スカイダイビングというスポーツ
- スカイダイビングをする人
スカイダイビングと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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