ジンベエザメ「ユウユウ」の飼育
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「いおワールドかごしま水族館」の記事における「ジンベエザメ「ユウユウ」の飼育」の解説
かごしま水族館は水量1,500tの黒潮大水槽を有するが、成長すると10mを楽に超えるジンベエザメを飼育するには十分なサイズとは言えない。そのため、体長が5.8mに達する前に野生に復帰するための訓練を実施した上で野生へ返すという「かごしま方式」により展示飼育を行っている。海に帰すジンベエザメには発信機が取り付けられ、ジンベエザメの回遊ルートの把握で成果を挙げている。 黒潮大水槽で飼育されるジンベエザメは代々「ユウユウ」と呼ばれており、入館者の人気を集めている。 初代(雄)2000年10月20日 鹿児島県高山町(現肝付町)の定置網で捕獲。体長4.25m。 2000年11月22日 黒潮大水槽で展示飼育開始。 2002年7月24日 黒潮大水槽から鹿児島県笠沙町(現南さつま市)の海上生簀へ移動。体長5m強。 2002年8月1日 放流。 二代目(雄)2002年6月17日 鹿児島県笠沙町(現南さつま市)の定置網で捕獲。体長3.8m。 2002年7月24日 黒潮大水槽で展示飼育開始。 2005年7月28日 黒潮大水槽から鹿児島県笠沙町の海上生簀へ移動。体長5.4m強。 2005年8月8日 笠沙町野間岬の沖で放流。 三代目(雌)2005年6月25日 鹿児島県坊津町秋目沖の定置網で捕獲。体長4.4m。 2005年7月28日 黒潮大水槽で展示飼育開始。 2007年7月21日 黒潮大水槽から鹿児島県南さつま市の海上生簀へ移動。体長5.3m弱。 2007年7月31日 南さつま市笠沙沖で放流。 四代目(雄)2005年7月20日 鹿児島県笠沙町の定置網で捕獲。体長1.36m、体重15.2kg。 2005年7月21日 かごしま水族館へ搬入。 2005年10月27日 黒潮大水槽の水中トンネル部分で他の展示生物とは仕切られた状態で「ユウ太」という愛称で展示飼育。 2007年7月21日 四代目ユウユウとして展示開始。体長2.58m。 2009年8月4日 黒潮大水槽から鹿児島県南さつま市の海上生簀へ移動。体長4.47m。 2009年8月5日 鹿児島県南さつま市の海上生簀内で死亡しているのが見つかる。 五代目(雄)2009年6月25日 鹿児島県南さつま市笠沙町の定置網で捕獲。体長3.8m。 2009年8月4日 黒潮大水槽で展示飼育開始。 2011年8月23日 黒潮大水槽から鹿児島県南さつま市の海上生簀へ移動。体長5.1m。 2011年9月7日 南さつま市野間岬沖で放流。(衛星発信器を装着) 六代目(雄)2011年7月15日 指宿市かいゑい漁協の定置網で捕獲。体長3.7m。 2011年8月23日 黒潮大水槽で展示飼育開始。 2014年11月4日 黒潮大水槽から鹿児島県南さつま市笠沙町片浦港沖の海上生簀へ移動。 2014年11月9日 体調が急変し死亡が確認される。 七代目(雄)2015年8月3日 肝付町高山漁協の定置網で捕獲。体長4m。 2015年8月23日 黒潮大水槽で展示飼育開始。 1997年の開館当初から目玉として展示される予定であったが、同年3月と5月に相次いで死亡し、ジンベエザメ不在のまま開館に至った経緯がある。
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