ジョナサン・波紋関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 07:59 UTC 版)
「ファントムブラッド」の記事における「ジョナサン・波紋関連」の解説
ロバート・E・O・スピードワゴン 声 - 小野坂昌也 / なし / 上田燿司 ロンドンの貧民街でゴロツキを取り仕切るボス。東洋の毒薬をディオに売った人物を探しに来たジョナサンを襲い敗北するが、彼の紳士的な人柄に惚れ込んで仲間となる。 詳細は「ロバート・E・O・スピードワゴン」を参照 ウィル・A・ツェペリ 声 - 小山力也 / 同左 / 塩屋翼 ジョナサンに波紋法を教えた師匠。自ら「男爵」と名乗っている。シルクハットを被って口髭を蓄えた外見を持ち、ひょうきんな性格であるが、実力は高い。イタリア系の学者の家柄に生まれ、若いころは父親の大学の遺跡発掘隊の一員として世界中を旅していた。メキシコのアステカ地下遺跡で石仮面を発掘したが、帰国途中に父が石仮面を着けて船員を皆殺しにしたうえに日光を浴びて消滅してしまい、唯一の生き残りとなる。その後は石仮面の行方を捜すとともに吸血鬼への対抗策を模索、やがてある男が薬も道具も使わずに壊死しかけた人間の体を治す光景を見てこの力こそ吸血鬼を倒せるものと確信し、彼から聞いたチベット奥地の寺院に赴き、老師トンペティのもとで波紋を習得した。それ以降も石仮面を探し続け、吸血鬼化したディオとの戦いで生き残ったジョナサンの前に現れて彼に波紋の呼吸法やその使い方を伝授した。その後もジョナサン、スピードワゴンとともにディオを追いつつジョナサンへの指導と共闘を続けていたが、タルカスとの戦いの際に鎖で身体を真っ二つにされる(ツェペリはこうなることをトンペティに予言されていた)。それでもジョナサンに究極奥義「深仙脈疾走」(ディーパスオーバードライブ)を伝え、彼をパワーアップさせて勝利させる。最期はジョナサンたちに看取られながら死亡した。 なお、死亡寸前に雑誌連載時では「妻子はいない」と語っていたが、Part2で孫のシーザーが登場したため単行本化の際に「若いころ結婚していたが石仮面破壊に人生を捧げる覚悟のため家族を捨てた」と改められた。 ミドルネームは孫のシーザー同様「アントニオ」とされている。 英語圏では、しばしば"William Anthonio Zeppeli"(ウィリアム・アントニオ・ツェペリ)と表記されることがある。 エリナ・ペンドルトン / エリナ・ジョースター 声 - 久川綾 / 水樹奈々 / 川澄綾子 ジョナサンの想い人。金持ちの娘という理由で、幼いころに近所の子供たちからいじめられていたところを、ジョナサンに助けられる。それをきっかけとしてジョナサンに恋心を抱き、後に相思相愛となる。美しい容姿を持ち、レディとしての厳格な教育を受けた淑女である一方、ジョナサンと気さくに遊ぶ年相応な面も持つ。ディオにはジョナサンへの当てつけのために無理矢理唇を奪われるが、彼の前であえて泥水で口を洗い拒絶の意志を示すなど、当時から芯の通った誇り高さを持っていた。 7年後は医者である父親の病院で働く看護婦となっており、ディオとの戦いで重傷を負ったジョナサンが偶然にも担ぎ込まれてきたため、ジョナサンと7年越しの再会を果たす。自身の疲労・犠牲をものともせず、ジョナサンが目を覚ますまで、毎晩介護を行っていた(ジョナサンが目覚めた直後、気をゆるめて意識を失いかけてしまうほど無理をしていた)。 1889年2月2日に恋仲になったジョナサンと結婚し、エリナ・ジョースターとなる。その結婚は新聞の社交欄にも載るほどで、多くの人の祝福を受けた。新婚旅行中、客船がディオの襲撃を受けた際には爆発炎上する船上で瀕死の重傷を負ったジョナサンとともに死ぬことを決意し、最後まで彼に付き添おうとする。しかし、襲撃から生き残った赤ん坊(後のリサリサ)を連れて逃げるようジョナサンに説得される。船を脱出した数日後、カナリア諸島沖で無事救助された。この時点でジョージII世を身篭っていたため、ジョースターの血統が受け継がれていくこととなった。 ポコ 声 - 阪口大助 / なし / 小林由美子 風の騎士たちの町(ウインドナイツ・ロット)に住む少年。ディオに催眠術で操られ、ジョナサンたちを誘い出す。臆病な性格で、村の不良少年らからいじめられる毎日を送っていたが、ジョナサンがタルカスにより決闘場「双首竜の間」へ閉じ込められた時には姉(声 - 非公開 / なし / 遠藤綾)の言葉から勇気を奮い立たせ、小窓から決闘場の中に入り扉を開く。それ以降もジョナサンたちと行動を共にし、ディオに捕らえられていた姉と共にジョナサンとディオの決着を見届けた。 ジョージ・ジョースターI世 / ジョースター卿 声 - 磯部勉 / 同左 / 菅原正志 貴族領主でジョナサンの父。ジョナサンが赤ん坊のころに馬車で一家揃って事故に遭い、妻を亡くして自身も重傷を負ったところを、偶然通りがかった(実際は事故現場で金品を漁っていた)ダリオに助けられる。泥棒を働いたダリオを許すなど言動は極めて優しく紳士的であるが、父親としては厳格で、ジョナサンへの教育は厳しい。しかし、その厳しさはジョナサンに対する期待と「逞しくなって欲しい」願いの裏返しであり、誰よりも息子を愛していた。計画が露見して逆上したディオのナイフからジョナサンを庇い、死亡する。ダリオの正体を知りつつも養子に迎えたディオも息子として愛しており、彼に刺されながらも、実の息子であるジョナサンにより厳しくしたことが、却ってディオの不公平感を招いて悪への道に走らせたのではないかと最後まで彼を庇う言動をしていた。 なお、作中にフルネームが出たのはPart3からである。 ダニー ジョナサンの愛犬。ジョナサンが5歳の頃に引き取られるも、その時は怯えからジョナサンを噛んでしまい、しばらくはジョナサンからも虐待のような仕打ちを受けるが、ある日川で溺れたジョナサンを助けて以来、彼と友情と信頼を育む。 反面、ディオとは出会い頭に蹴飛ばされるなど折り合いが悪く、見下されていた(ディオは犬そのものが嫌いで、彼曰く「人間にへーこらする態度に虫唾が走る」)。ジョナサンとの喧嘩に負けたディオに、腹癒せとして焼却炉に入れられるように仕向けられ、焼死する。後に吸血鬼と化したディオもジョースター邸の火災により大ダメージを負った。ブラフォード戦の回想でもジョースター卿とともに登場。 トンペティ 声 - 阪脩 / 坂口芳貞 / 大木民夫 チベットの寺院にてツェペリに波紋を教えた師匠。相手の手を握るとその生命の波長を読み取り、「運命」を予言することができる。ツェペリより寄越された手紙を受け取り、弟子のダイアーとストレイツォを連れて渡英。その後ジョナサンたちと合流し、ディオ配下の屍生人たちと戦う。かつてツェペリが波紋を知るきっかけとなった男も彼の弟子であった。 ダイアー 声 - 堀之紀 / なし / 武虎 トンペティとともにツェペリの援軍に赴いた波紋の戦士。ツェペリとは苦行を乗り越えた20年来の親友。初登場時は正体を隠したままジョナサンの前に現れて襲いかかり、彼の力を試した。ディオとの戦いでは必殺技の「稲妻十字空烈刃」(サンダークロススプリットアタック)で挑んだが、気化冷凍法で首から下を凍らされたうえ、身体を砕かれる。頭部はバラの花壇へ落下したが、死の直前に波紋を帯びさせたバラの花を口で投げ、ディオの右目を潰し、このことでジョナサンはディオの攻略のヒントを得た。 名前の由来は相棒のストレイツォともにイギリスのロックバンドダイアー・ストレイツから。 ストレイツォ 声 - 三浦祥朗 / なし / 飛田展男 容姿端麗な波紋の戦士。ダイアーとともに登場し、ディオ配下の屍生人4人を瞬殺した。 決め台詞は「このストレイツォ、容赦せん!」。Part1ゲーム版では覚醒技で「このストレイツォー 容赦せんせんせんせんせんせんせんせんせん…、容赦せん!」とPart3以降のオラオララッシュのような台詞になる。 名前の由来はダイアーと同じくダイアー・ストレイツから。
※この「ジョナサン・波紋関連」の解説は、「ファントムブラッド」の解説の一部です。
「ジョナサン・波紋関連」を含む「ファントムブラッド」の記事については、「ファントムブラッド」の概要を参照ください。
- ジョナサン・波紋関連のページへのリンク