ジアルジア症
別名:ジアルジア感染症
原虫の一種である「ジアルジア」に感染することで起こる食中毒症状。感染後1~2週間の潜伏期間を経て下痢や腹痛といった症状があらわれる。
ジアルジアはヒトをはじめイヌ、ネコ、その他の家畜類など、多くの哺乳類に寄生している。小腸などの消化管に寄生し、糞便を通じて外界に出た後に経口感染する。河川の水に混入することも多く、生水を飲んでジアルジア症にかかる場合がある。
ジアルジアは煮沸消毒や塩素消毒に弱く、一般的な浄水設備でほぼ死滅する。浄水場の検査において、ジアルジアに関する検査基準は「不検出」(1個も検出されない)とされる。
なお、健康な者がジアルジア症に罹っても、一般的にはそれほど重篤には至らないとされる。
関連サイト:
ジアルジア症 - 厚生労働省 感染症・予防接種情報
ジアルジア‐しょう〔‐シヤウ〕【ジアルジア症】
読み方:じあるじあしょう
《giardiasis》⇒ランブル鞭毛(べんもう)虫症
ジアルジア症
ジアルジア症
ジアルジア症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/26 23:28 UTC 版)
ジアルジア症(ジアルジアしょう、giardiasis)とは鞭毛虫であるランブル鞭毛虫 (Giardia lamblia) を原因とする寄生虫病である。食品や水に含まれるシストを摂取することにより感染する。
- ^ Huang DB, White AC (June 2006). “An updated review on Cryptosporidium and Giardia”. Gastroenterol. Clin. North Am. 35 (2): 291–314, viii. doi:10.1016/j.gtc.2006.03.006. PMID 16880067 .
- ^ “「ペットを飼うと健康で幸せに」は本当か?定説を疑問視する米研究”. AFP (2011年8月4日). 2017年6月5日閲覧。
- ^ “エルサレムで発見の2500年以上前のトイレ、「ジアルジア症」の痕跡”. CNN (2023年5月26日). 2023年5月26日閲覧。
- 1 ジアルジア症とは
- 2 ジアルジア症の概要
- 3 治療と診断
- 4 外部リンク
ジアルジア症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 04:21 UTC 版)
詳細は「ジアルジア症」を参照 ランブル鞭毛虫は、ヒトなどのジアルジア症の病原体である。ジアルジア症はひどい下痢と腹部の痙攣を特徴とする胃腸炎である。世界中に分布するありふれた病気だが、とくに熱帯・亜熱帯地域に多く感染率は1-2割に達する。
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