シュタッドラー製電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 07:07 UTC 版)
「ウェストバーン」の記事における「シュタッドラー製電車」の解説
4010形・4110形は高性能かつ高いサービス基準で好評を博していたが、その分メンテナンス費用が嵩み、更に2019年時点の列車本数では車両数が過剰気味となっていた。一方、同時期にドイツ鉄道では長距離列車の慢性的な車両不足が問題となっており、即急に就役出来る高速の中古車両が求められていた。そこでウェストバーンは従来の4010形・4110形の全編成をドイツ鉄道へ譲渡し、代わりに新型の2階建て電車を導入することを決定した。当初はヨーロッパの鉄道市場への進出を計画する中国中車との交渉が報道されていたが、最終的にシュタッドラー・レールの"KISS"を再度導入する事となった。 2019年12月に4110形7本がドイツ鉄道へ譲渡され、代わりに列車本数が半減された。その後2021年に新型車両が15編成導入され、同時に残りの4010形・4110形もドイツ鉄道へ譲渡され、同年12月に列車本数が元に戻る予定となっている。ドイツ鉄道での運用開始は2020年で、都市間列車のインターシティ2(IC2)(ドイツ語版)に用いられている。
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