シドニーの混乱と街の機能の閉鎖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 15:14 UTC 版)
「2014年シドニー人質立て籠もり事件」の記事における「シドニーの混乱と街の機能の閉鎖」の解説
立て籠もり事件が発生すると、リンツ・ショコラ・カフェより上層階にいた人々ははしごで、脱出した。シドニー・オペラ・ハウスは、疑わしい包装物が発見されたことで、閉鎖となった。シドニー・アメリカ合衆国領事館は、マーティン・プレイスにあるため、ここからも人々は避難した。 警察は、ハンター通り(英語版)、ジョージ通り(英語版)、エリザベス通り(英語版)、マッコーリー通り(英語版)の4つの通りが境界線を形成するマーティン・プレイスにいる人々に対して、屋内にとどまり、窓からは離れるように助言をした。コモンウエルス銀行、ウエストパック銀行、オーストラリア・ニュージーランド銀行のシドニー中心業務地区にある視点は、終日閉店となった。また、ニューサウスウェールズ州立図書館も閉鎖された。百貨店デーヴィッド・ジョーンズやニューサウスウェールズ州議会議事堂(英語版)やニューサウスウェールズ州最高裁判所(英語版)といった州の機関も閉鎖を余儀なくされた。マーティン・プレイスに本社を構えるセブン・ネットワークは、ニュース番組ザ・モーニング・ショー(英語版)の放送延期を余儀なくされた。 人質立て籠もり事件のために、シドニーのいくつかの学校では、「ホワイト・レヴェル・ロックアウト」と呼ばれる校庭への立ち入りを禁止する状態に追い込まれた。 人質立て籠もり事件が発生している間は、シティ・サークルを構成するマーティン・プレイス駅の停車は見送られた。トランスポート・ニューサウスウェールズ(英語版)は、人々に対して、シドニー中心業務地区から離れることを助言した。道路も南は、ケーヒル高速道路(英語版)、ヨーク通り(英語版)、ハーバー通りを境にこれより北への自動車の流入は禁止となった。北側もケーヒル高速道路への流入が禁止され、すべての自動車がシドニー・ハーバー・トンネル(英語版)へ誘導された。
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