サイゴン特派員時代(毎日新聞時代)
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「古森義久」の記事における「サイゴン特派員時代(毎日新聞時代)」の解説
ベトナム戦争最中の1972年、当時の南ベトナム・サイゴンに特派員として赴任し、サイゴン陥落後の1975年9月まで駐在した(日本人新聞記者では最長のベトナム滞在記録)。1974年1月には南ベトナム領内の革命勢力支配区に日本人記者として初めて招請を受けて潜入し、詳細なルポルタージュを発表した。南ベトナム政権側の人とも交流を保ち、この戦争が民族独立闘争であると同時に共産主義革命であることや、闘争を挑む主役がベトナム民族解放戦線よりも北ベトナムであることをも早くから報じた。1975年4月30日のサイゴン陥落以降も現地に留まり、陥落直後から実質的に北ベトナムによる占領統治が進むサイゴンの様子を報道し続け、ボーン国際記者賞を受けた。古森のベトナム取材はその後も続き、ベトナム難民(ボートピープル)に対する日本政府の対応を批判したり、アメリカに渡ったベトナム移民のその後を取材している。
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