コンテナを使った居住・貯蔵空間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 00:40 UTC 版)
「輸送コンテナ」の記事における「コンテナを使った居住・貯蔵空間」の解説
詳細は「コンテナハウス」を参照 コンテナの強度は新しい素材の登場や、近年の溶接や塗装を含め目覚しい製造技術の向上と共に、20世紀と比較して格段に強度が増してきている。例えば1個当たり30数トンのコンテナが船倉で9段積みされて、静止状態時での最下位にあるコンテナ本体の上部四隅部位には、30数トン×8個=300トン弱の荷重が既に掛かっている。更に航海中で大しけに遭遇し、船体が上下に激しく揺れた場合には、静止状態の2倍弱の数百トンもの加圧される垂直荷重に絶えうる強固な強度が製造時に規定されている。 このためにコンテナの耐久性も非常に高くなっている。さらにコンテナには、規格化され、積み上げたり横に連結することや逆に切断することができ、移動が比較的簡易に可能で世界中にあふれているという特長もあるため、特に比較的安く汎用性の高いドライコンテナは理想的な建築材料とも言える。 ノマディック美術館。海上コンテナ156個を積み上げて建設された仮設美術館。 20ftコンテナ二本を横一列に並べ、コンテナ中央部分の上下左右四箇所のツイストロック用ホールに、特殊なリング状器具を使って連結することにより、物理的な二室状態に分かれるが、40ftのコンテナとしても利用できる事例。(神戸港にて、2011年5月5日撮影) 12ft型コンテナの上下部の四隅にあるツイストロック受けホールを利用し、コンテナ同士の間隔を簡易小型用具で2ftに調整後、三個連結状態で全長を40ftのコンテナに仕立てて、効率よく輸入している事例。(水島港にて、2003年8月26日撮影)
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