コイサン諸語
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コイサン諸語(コイサンしょご)は、アフリカの言語群。吸着音を共通の特徴として持つ。
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コイサン諸語
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コイサン諸語 というのは30万人から40万人によって用いられるおよそ30の言語を総称する便宜上の用語である。コイサンのうちにはナミビアとボツワナに主に見られるコエ語族、ツウ語族、クン・ホアン語族、および孤立した言語であるタンザニアのサンダウェ語、ハヅァ語の5つの語族が含まれ、これらの関係性は今のところ示されていない。コイサン諸語の際立った特徴は吸着音を用いることであり、これら諸語がしばしば一纏めにされる理由となっている。近接した地域のバントゥー諸語(とりわけコサ語やズールー語)にも吸着音があるが、これらはコイサン諸語から取り入れられたものである。コイサン諸語は声調言語でもある。 コエ語族:およそ10言語を含む。ナミビアとボツワナのコイサン諸語の最大勢力である。 ツウ語族:現存するのは2言語。 クン・ホアン語族:アフリカ南部の言語。 サンダウェ語:タンザニアの孤立した言語。コエ語族と関連している可能性がある。 ハヅァ語:タンザニアの孤立した言語。 アフリカ南部のコイサン諸語に含められる5つの語族は今のところアフリカの主要な語族のいずれとも関連が示されていない。
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