脚絆
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脚絆(きゃはん。脚半とも[1][2])とは、脛の部分に巻く布・革でできた被服[3]。ゲートル(仏: guêtre)とも。
注釈
出典
- ^ 『言泉』(落合直文 著, 大倉書店, 1922年)
- ^ 『古語辞典 第八版』(旺文社、1994年)p.380.
- ^ 脚絆の意味(脚絆とは) エンパーク
- ^ 『新訂総合国語便覧』(第一学習社、改訂27版1998年)p.15.文化 ・文政(19世紀前半)における町人の道中(旅)姿とする。『歴史道Vol.2「完全保存版」江戸の暮らしと仕事大図鑑』(朝日新聞出版、2019年)p.73.疲れを防ぐだけでなく、防寒にも繋がったとする。
- ^ 『古語辞典 第八版』(旺文社)p.380.少なくとも14世紀の軍記物『源平盛衰記』19巻に記述が見られるとする。p.992の「はばき(脛巾)」の説明では、「後世の脚絆にあたる」とし、p.1405の図には室町時代の腹巻姿の武士がはばきを身に着けている。『新訂総合国語便覧』(第一学習社)p.12では、平安時代の服装として、下級武官の「褐衣(かちえ)」では「藁脛巾」を身に着け、庶民の「直垂」では布製の脛巾を身に着けている写真が見られる。
- ^ 律令時代の『養老律令』「軍防令」兵士条には防人の服装の指定として、はばき(脛巾)が記述される。山口博『日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情』(角川ソフィア文庫、2015年)p.29.
- ^ 吉田裕『日本軍兵士 -アジア・太平洋戦争の現実』中央公論新社、2017年、127-129頁。ISBN 978-4-12-102465-7。
- ^ ロシア内戦中にも赤軍と白軍で使用され、物資不足ならびに省力化のために支給されていた。
- ^ ドイツ帝国陸軍時代、第一次大戦後期にも物資不足ならびに省力化のために支給されていた。
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