グリコフォーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 00:44 UTC 版)
詳細は「糖タンパク質」を参照 グリコフォーム(glycoform)は、付加された糖鎖の数やタイプのみが異なるタンパク質である。糖タンパク質はしばしば、付加された糖類やオリゴ糖が異なる多数のグリコフォームから構成される。これらは、グリコシル化の過程の生合成の差異や、グリコシダーゼやグリコシルトランスフェラーゼの作用によって生じる。グリコフォームは詳細な化学的分析によっても検出されるが、レクチンアフィニティークロマトグラフィーやレクチンアフィニティー電気泳動(英語版)など、レクチンに対する反応の差を利用してより簡便に検出することができる。グリコフォームが存在する糖タンパク質の例としては、オロソムコイド、アンチトリプシン、ハプトグロビンなどの血漿タンパク質が挙げられる。NCAMには、ポリシアル酸からなる、一般的でないグリコフォームがみられる。
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