おおいた11【オオイタイレブン】(食用作物)
登録番号 | 第14885号 | |
登録年月日 | 2007年 3月 2日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | おおいた11 よみ:オオイタイレブン | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 大分県 | |
品種登録者の住所 | 大分県大分市大手町3丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 齊藤清男、大友孝憲、永元良知、山崎哲、小野和也、白石真貴夫、佐藤吉昭、河津浩二、宇都宮隆一、二宮淑恵 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「葵の風」に「ヒノヒカリ」を交配して育成されたものであり、育成地(大分県宇佐市)における成熟期はやや早生、稈の長さがやや長、穂いもちほ場抵抗性がやや強の粳品種である。稈の長さはやや長、太さはやや太、止葉葉身の姿勢(初期観察)は立、葉身表面の毛茸は無又は極少、葉の緑色の程度は中、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さは中、穂数はやや少、穂の抽出度は穂軸もよく抽出、主軸の湾曲程度は垂れる、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は少、穎色は黄白、外穎先端の色(ふ先色)は白、護穎の長さは短、色は黄白、柱頭の色は白、穎のフェノール反応は無である。芒は有、色(初期観察)は黄白、最長芒の長さは極短、芒の分布は先端のみである。玄米の長さ及び幅は中、形は半円、色は淡褐、香りは無又は極弱である。胚乳の型は粳、出穂期(50%出穂)は早生、成熟期はやや早生である。穂発芽性は難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもちほ場抵抗性は中、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱である。「こいごころ」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で、「ヒノヒカリ」と比較して、出穂期が早いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に大分県農業技術センター(現大分県農林水産研究センター、宇佐市)において、「葵の風」に「ヒノヒカリ」を交配し、6年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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