エイズ治療薬研究班
【概要】 国内で開発治験が行われないエイズ関連の希少医薬品を研究事業として無償で提供する。主任研究者は福武勝幸東京医大教授。
【いきさつ】 熱帯病治療薬開発研究班の実績に習った。当初はヒューマン・サイエンス財団、平成13年度からは「エイズ医薬品等開発研究事業の国内未承認エイズ治療薬等を用いたHIV感染症治療薬及びHIV感染症至適治療法の開発に係る応用研究」として継続されている。
【提供薬】 2001年2月現在、研究班で確保しているものは次の通りである。(1)抗HIV薬:レトロビル注射薬、レトロビルシロップ、ヴァイデックス散剤、ヴァイデックスEC、エピビル液剤、ゼリット液剤、サイアジェン液剤、ビラセプト散剤、アジェネレース液剤、ヴィラミューンシロップ、 (2)ニューモシスチス肺炎:メプロン、セプテリン小児用シロップ (3)トキソプラズマ脳症:ダラプリム、スルファジアジン (4)非定型抗酸菌症:アンサマイシン (7)真菌症:アベルセット(リポ化アムホテリシンB) (8)サイトメガロウイルス感染症:ヴィスタイド、ヴァルサイト (9)Kaposi肉腫症:ドキシル。
【問題点】 研究班という組織を使った"個人輸入"であるため資金に限りがある。また国内未承認薬なので副作用被害が生じても、医薬品副作用被害救済制度が使えない。
【URL】www.iijnet.or.jp/aidsdrugmhw/
《参照》 希少医薬品
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