インド‐うちゅうけんきゅうきかん〔‐ウチウケンキウキクワン〕【インド宇宙研究機関】
読み方:いんどうちゅうけんきゅうきかん
インド宇宙研究機関(ISRO)
経済発展を目指して宇宙開発
インドは宇宙開発を経済発展のための一手段として位置づけており、インド宇宙開発の父ヴィグラム・サラバイの指導のもと、早くから数々のプログラムに積極的に取り組んできました。
インド宇宙研究機関(ISRO)は1969年に設立されたインド宇宙省管轄下の開発機関で、南部バンガロールにある本部を中心として、ヴィグラム・サラバイ宇宙センター(VSSC)、スリハリコタ射場、ISRO衛星センター(ISAC)、流体推進システムセンター(LPSC)、宇宙利用センター(SAC)、ISROテレメトリー追跡コマンドネットワーク(ISTRAC)などの関連施設を管理・運営しています。
写真:ISROの関連施設「ヴィグラム・サラバイ宇宙センター」
商用衛星の打上げ技術開発が中心
インドは将来的な商用衛星の打上げ需要をターゲットに、98年度には宇宙開発向け国家予算(概算で約150億ルピー、約3億5千万米ドル)の7〜8割を開発に投じています。開発が続けられている人工衛星プログラムには、通信・放送・気象用のインド国家衛星システム(INSAT)と、監視用のインド・リモートセンシング衛星システム(IRS)があります。
また極軌道衛星打上げロケット (PSLV) は、1997年に運用が開始され、1999年5月には2度目の打上げにも成功しています。PSLVの2倍のペイロードを搭載可能な静止衛星打上げロケット(GSLV)も開発が進められており、試験的打上げも近く行われる予定です。
写真:1997年に打ち上げられた「極軌道衛星打上げロケット (PSLV)」
インド宇宙研究機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/20 09:13 UTC 版)
インド宇宙研究機関(インドうちゅうけんきゅうきかん、ヒンディー語: भारतीय अन्तरिक्ष अनुसन्धान सङ्गठन, 英語: Indian Space Research Organisation, ISRO)は、インドの宇宙開発を担当する国家機関。バンガロールを本拠地とし、日本円にして約1000億円の予算規模と約2万人の職員を抱える。宇宙関連技術の開発とその応用を目的とする。国内のみならず国外のペイロードの打ち上げサービスも行っている。
- 1 インド宇宙研究機関とは
- 2 インド宇宙研究機関の概要
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