いたずら〔いたづら〕【▽徒】
いたずら〔いたづら〕【悪=戯】
徒事
徒花
悪戯
悪戯
悪戯
悪戯
悪戯
![]() |
悪戯(いたずら、あくぎ、prank, mischief, practical joke)とは、悪ふざけ、人を担ぐこと。度を超した悪戯を「悪ふざけ」という。相手を不快にさせた場合は「嫌がらせ」になる。また、女性に性的な刺激を与える行為も悪戯といえる。
子供のいたずら
子供たちは、発達の過程の中で、親や学校、地域社会のルールとして禁じられたいたずら、悪ふざけをしたりすることがある。時には、危険を伴ったりすることであっても、彼らは成長の中での自分の力試しとしてタブーに挑戦することがあった。
若者のいたずら
高校生、大学生レベルでの悪戯が目を引く。戦前の旧制高校生のストーム、今日では京都大学の毎年、春の恒例のいたずらになった折田先生像、アメリカではMITのハック[1]が有名。
悪ふざけの例
大学の学生寮などでは、誕生日や卒業・学位取得のお祝いに、当人を着のみ着のまま学内の池に投げ込んだり、あるいは独身最後の夜のバチェラー・パーティーの出口でお米や花びらのシャワーを浴びせたりするものもあり、相手が真剣に怒れば失敗となる。
失敗例
悪ふざけ自体が失敗することや、イタズラがより大きな事件に発展するケースがある。
- 仁治3年(1242年)、当時12歳の少年君主であった四条天皇が、正月の祝いに参内する公卿や女官を転ばせて楽しもうと御所の廊下に滑石を撒いた。しかし、誤って自らが転倒してしまい崩御した[1]。その結果、次代皇位継承者を巡る対立から深刻な政治空白(仁治三年の政変)が引き起こされることとなった。
- 2012年12月、オーストラリアのラジオのDJ2人がイタズラでエリザベス女王とチャールズ皇太子になりすまし、キング・エドワード7世病院に電話し、入院中のキャサリン妃の容態などを聞き出した。最初に電話を受けてキャサリン妃のいる病棟に転送した女性が自殺[3]。
- 2013年ハロウィンにある男子生徒がイタズラをして、そのイタズラを受けた数名を含む少年少女7人が仕返しとして男子生徒の家に行って車に落ち葉・マヨネーズ・卵を投げつけたところ、男子生徒の父親が少年少女7名の車に対して発砲し、15歳の少女が死亡[4]。
- 2014年7月2日、ある高校3年生が、席に座ろうとした際に同級生に椅子を引かれ、背中とお尻を強打。最終的に下半身麻痺で車椅子生活となった[5]。
- 2020年1月、13~18歳の少年6人がピンポンダッシュをしプリウスで逃走するも、ピンポンダッシュされた45歳の男性がインフィニティ・Q50で執拗に追跡。時速約160kmの中、プリウスは2度追突され、道を外れ木や電柱に衝突し、16歳の少年3人が死亡[6]。
報道におけるいたずら
誤報と偽情報 |
---|
報道やマスメディアなどで「悪質ないたずら」と表現する場合は、多くの場合において他人の名誉を毀損したり、器物を損壊したり(落書きや、窓ガラスを割る行為など)、業務を妨害したり(脅迫電話や、電子掲示板及びSNSなどへの犯罪予告の書き込みなど)、場合によっては結果として人の生命・身体に危害が及びかねない行為(鉄道線路への置石行為や、道路にロープや針金を張る行為等)など、犯罪行為であることが多い。また、「誰々にいたずら」という表現は、通常わいせつ行為をぼかした表現である。これらはいずれも、本来の「いたずら」とは性格が大きく異なり、逮捕や補導される可能性がある。誰もが楽しめる「良質ないたずら」は、歳時記的な話題のトピックス以外では、通常報道されることはまれである。
悪戯をテーマにした作品
- ノンフィクション
- H.アレン・スミス『いたずらの天才』
- 児童文学
- 椋鳩十編『いたずらわんぱくものがたり』童心社
- ダイアナ・W・ジョーンズ『いたずらロバート』ほるぷ出版 1992年
- ハインリッヒ・ホフマン『もじゃもじゃペーター』
- ヴィルヘルム・ブッシュ『マックスとモーリッツ』
- マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』
- ルードヴィヒ・トーマ『悪童物語』
- なかえよしを『いたずらララちゃん』
- 小説
- 『ティル・オイレンシュピーゲルのゆかいな悪戯』
- 滝亭鯉丈 『花暦八笑人』
- 江戸川乱歩 『ぺてん師と空気男』
- 音楽
- フランツ・ヨセフ・ハイドン「ビックリ交響曲」
- プロコフィエフ「ピーターと狼」
- 映画
- 漫画
関連項目
- ユーモア
- ジョーク
- エイプリル・フール
- ピンポンダッシュ
- ドッキリ
- ヴァンダリズム
- レミ・ガイヤール
- ネッシー#「外科医の写真」とその真相 - 60年近く真相が伏せられていたいたずら。
- Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス
- ふざける
- 遊び
脚注
- ^ 『百練抄』・『五代帝王物語』
- ^ 落とし穴で夫婦死亡 石川の海辺、妻が掘る - 日本経済新聞
- ^ 英キャサリン妃入院先の看護師、偽電話応対で自殺か - CNN.co.jp
- ^ いたずらの仕返しされた少年の父親が発砲、15歳少女死亡 米 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
- ^ 「椅子引き」で下半身まひに…バスケ選手の夢絶たれた男性「絶対しないで!」 子どもたちへの切なる願い | 国内 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
- ^ 『ピンポンダッシュ犯』を追いかけて少年3人を死亡させた男に終身刑 - FRONTROW
外部リンク
イタズラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:02 UTC 版)
「UFOを写した」とされる写真の中には、人工物や自然現象の誤認の他に、模型や光学合成による作り物が多いことも知られている。近年はコンピュータグラフィックスによってかなりリアルな画像を捏造するケースが多い。安価なカメラを用いても、トリックをうまく計画すれば、超常現象雑誌に掲載されるレベルの完成度の高い画像を作ることは可能である。「本物」とされ繰り返し出版された写真の中にも、後年になってトリックを見破られた例は多い。 なお、UFOのトリック写真には以下のものが多い。 吊るし型 ピアノ線など極細い糸を使ってUFOの模型を吊るし、それを撮影する。きわめて初歩的な技術であり容易さのために多用されるが、簡単に見破ることができる。スペインの「ウンモ星人」の円盤の例が有名(画像処理により、吊るしていた糸が見えた)。 投擲型 金属製の灰皿、タイヤのホイール、CDなど円板状のものを投げ、それを撮影する。うまく撮影するためには熟練を要するが、雑誌に掲載するのには十分よい写真が取れる。 合成型 別々の写真を合成するもの。コンピュータが普及したことで合成が容易になるケースが増えた。しかし、熟練技術がないとよい合成写真はなかなか作れない。 投影型 強力な映写機や投光器を使って夜間、雲に光を当てる。UFO自体に人造物を使ったトリックではないために技法や造形の不自然さを見抜かれる危険は少ないが、強力な光源を用意しなくてはならないため、費用がかかる。自動車のライトが反射したものや、投光器などの投影光が誤認される例も多い。 その他 その他に窓ガラスにUFOのシルエットを模したシールや紙の切り抜きを貼り、ガラス越しに外の風景を撮影する、という方法がある。安易な手法であるが、よほどうまく作らないとよい写真は取れない。 この他に気球や凧を上げるなどの方法もある。これらは故意によらず誤認されることがある。マンテル大尉事件がその一例。 クロップサークル(ミステリーサークル)がUFOのような光によって作成されていたり、クロップサークルの近くをUFOが飛んでいたりする目撃談があることから、クロップサークルとの関連も考えられることが多かったが、クロップサークルの多くはイタズラであったと後に判明している。その典型がイギリスのダグ・バウアー(Doug Bower)とデイブ・チョーリー(Dave Chorley)である。この二人はミステリー・サークルの最初の製作者として名乗りを上げ、簡単な道具と人力によって立派なミステリー・サークルが比較的短時間で作れることを実演してみせた。この実証により、現在ではミステリー・サークルは人間によるイタズラと見なされるようになった。1990年9月17日、福岡県糟屋郡篠栗町の稲田で直径20メートルと5メートルのサークルが出現し、全国ネットのニュース番組で取り上げられた。篠栗町ではミステリー・サークルのテレホンカードを売り出すなど、町おこしに活用している。それをきっかけに2か月間に福岡県と佐賀県で5箇所で10個のサークルが出現するなど日本各地でミステリー・サークルが発見され、マスコミでも大きく取り上げられた。しかし、1991年10月、福岡県内で窃盗の常習犯として警察に検挙された高校生12人のグループが、篠栗町ミステリー・サークルを作ったのが自分たちだと自白し、いたずらと判明。この報道以降、日本におけるミステリー・サークル発生報告はほとんどなくなりブームは鎮静化した。 詳細は「クロップサークル(ミステリーサークル)」を参照
※この「イタズラ」の解説は、「未確認飛行物体」の解説の一部です。
「イタズラ」を含む「未確認飛行物体」の記事については、「未確認飛行物体」の概要を参照ください。
- イタズラのページへのリンク