イオン交換能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 05:12 UTC 版)
ゼオライトは二酸化ケイ素 (SiO2) からなる骨格を基本とし、一部のケイ素がアルミニウムに置き換わることによって骨格の一部が負に帯電している。そのため細孔内にナトリウムなどのカチオンを含むことで電荷のバランスを取っている。粉末状にしたゼオライトを別の種類のカチオンを含んだ水溶液中に入れると、細孔内と水溶液中でイオン交換・吸着が起こる。この交換反応は可逆的であり、時間が経つと平衡状態となる。カリウムやセシウムもカチオンなので、ゼオライトによってイオン交換・吸着される。 たとえば斜プチロル沸石の陽イオン交換優先順位は下記の通り (左側ほど吸着されやすい) 。 Cs+ > Rb+ > K+ > NH4+ > Ba2+ > Sr2+ > Na+ > Ca2+ > Fe3+ > Al3+ > Mg2+
※この「イオン交換能」の解説は、「ゼオライト」の解説の一部です。
「イオン交換能」を含む「ゼオライト」の記事については、「ゼオライト」の概要を参照ください。
- イオン交換能のページへのリンク