安納紅【アンノウベニ】(食用作物)
登録番号 | 第6862号 | |
登録年月日 | 1998年 10月 29日 | |
農林水産植物の種類 | かんしょ | |
登録品種の名称及びその読み | 安納紅 よみ:アンノウベニ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 鹿児島県 | |
品種登録者の住所 | 鹿児島県鹿児島市鴨池新町10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 上妻道紀 神門達也 佐藤光徳 安庭誠 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,鹿児島県種子島で収集した皮色が紅の在来系統から選抜して育成されたものであり,いもの形状が長紡錘形,いもの皮色は基本色が褐,補助色が紅の青果及び加工向きの品種である。 草型は匍匐型,草勢は中,草高は低,茎色及び節色は少,茎の太さは中,茎長は短,分枝数は少,節間長及び茎の毛茸は中である。頂葉色は最優性色は紫,副次的色は淡紫,葉色は最優性色は淡緑,副次的色は淡褐,葉形は波・歯状心臓形,葉の大小は中,葉脈色及び蜜腺色は多である。藷梗の長さは短,強さは中,いもの形状(1)は長紡錘形,(2)はやや下膨れ,大小は中,皮色は基本色は褐,補助色は紅,濃淡はかなり淡,分布は均一,肉色は淡黄,条溝は微,皮脈は無,外観は中である。萌芽の遅速,多少,早掘適性,アール当たりの上いも重,貯蔵性及びカロチンの多少は中である。 「高系14号」と比較して,頂葉色が紫であること,いもの皮色の基本色が褐であること等で,「種子島在来(紅)」と比較して,いもの形状が長紡錘形であること,いもの条溝が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,鹿児島県農業試験場(鹿児島県西之表市)において,昭和63年に鹿児島県種子島で収集した皮色が紅の在来系統を,平成元年から形状等に着目して個体選抜を繰り返して育成された固定品種である。5年度に「種子島紅3号」の系統名を付して特性試験を行い,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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