アスファルト‐こんごうぶつ〔‐コンガフブツ〕【アスファルト混合物】
アスファルト混合物(アスファルト合材、アスファルトコンクリート)
粗骨材、細骨材、フィラー及びアスファルトを所定の割合で混合した材料。道路ではアスファルト舗装の表層或いは基層などに用いる。
アスファルト及び骨材を加熱して作る加熱アスファルト混合物と液体アスファルトを常温で使用する常温混合物とがある。アスファルトコンクリート(アスコン)ともいう。
アスファルト混合物
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アスファルト混合物(アスファルトこんごうぶつ)は、主に道路のアスファルト舗装の表面に使われている複合材料である。アスファルトコンクリート、アスファルト合材(アスファルトごうざい)ともよばれる。粒砕石や砂などの骨材とフィラーに石油アスファルトを混合したもので構成される。舗装の施工では、上層部を構成する基層および表層に用いられるほか、上層路盤にも用いられることもあり[1]、平坦に敷かれてローラーなどで締め固められる。
注釈
- ^ アスファルト混合物中に含まれるアスファルトの質量比率のことをアスファルト量(英語: asphalt quantity )と呼び、混合物の全質量に対してアスファルトが占める質量を百分率 (%) で表される[5]。
- ^ 岩石や玉石を破砕したもの[9]。
- ^ 砕石、玉砕を製造するときに発生する破砕材をふるいにかけて、粒径2.36ミリメートル以下に選別した砂粒などの部分のこと[9]。品質管理上、シルトや粘土を含まないことが重要となる[9][11]。
- ^ ストレートアスファルトに、溶剤として揮発性の石油を常温で混ぜ合わせて液状にしたアスファルトのこと[18]。性質として使用前に溶剤が分離せず凝固を生じない[18]。溶剤が揮発することにより硬化が始まり、強度が増す特徴を持つ[19]。常温混合物のバインダーとして利用される[19]。
- ^ 道路交通で劣化したアスファルト舗装面に局所的に開いた、径10 - 100センチメートルほどある穴のこと[20][21][22]。
- ^ 各種アスファルト混合物の粒度範囲(合成粒度)は、混合物に占める19ミリメートル以下の範囲の骨材粒度のうち、0.075、0.15、0.3、0.6、2.36、4.75、13.2、19ミリメートルの各段階におけるふるい目通過量および、その通過質量の使用割合 (%) の関係を、それぞれ横軸と縦軸の積算値でグラフ化した粒度曲線にて表したもので、粒度の分布によって混合物の種類が分類されている[24]。
- ^ このようなアスファルト混合物の不連続になっている粒度のことをギャップ粒度(英語:gap-grading )と呼んでいる[33]。
- ^ たわみ性を向上させた、骨材飛散抵抗性に強いポリマー改質アスファルトH型-Fが用いられる[17]。
出典
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