アゴーギク
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アゴーギク(独:Agogik)とは音楽用語で、演奏においてテンポやリズムを意図的に変化させることで行う、音楽上の表現の一つ。テンポ・ルバート、アッチェレランド、リタルダンドなどがある[1]。デュナーミク(強弱法)との対比で速度法、緩急法とも言う。通常、同じ速度記号が適用されている間に行われ、テンポの揺らぎがその速度記号の示す範囲を大きく超えることはあまりない。なお、アゴーギグと書かれることもあるが、原語では語尾はkなので「グ」とするのは誤りである。
- ^ “アゴーギク(英語表記)Agogik”. コトバンク - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アゴーギク」の意味・わかりやすい解説. 2023年3月20日閲覧。
- 1 アゴーギクとは
- 2 アゴーギクの概要
- 3 表現の実際
アゴーギク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 04:41 UTC 版)
テンポの変化による音楽表現をアゴーギクという。アゴーギクは感情表現に有効であるが、その実施に際しては効果を十分に検討する必要がある。アゴーギクは楽譜上の指示によるもののほか、楽曲分析に基づいても可能である。アゴーギクの指示は、演奏中における指揮者の重要な作業のひとつである。また、その表現手段としてテンポが一定でなく、曲調によって早くしたり遅くしたりすることをテンポ・ルバートという。 ピアノ曲においてはショパンの作品において比較的自由なアゴーギクが許容される。ポピュラー音楽では、叙情的な独唱曲を除けばあまり用いられない。
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