マーリム油田
読み方: まーりむゆでん
【英】: marlim oilfield
【英】: marlim oilfield
ブラジルのリオデジャネイロ東方約 110km の大西洋大陸斜面(水深 650 ~ 2,600m )に位置する油田。 国営石油会社ペトロブラスによって 1985 年に発見され、その後部分的に開発が進められて 2002 年に生産が開始された。生産された原油は油田海上に係留された FPSO(浮遊式生産貯蔵出荷施設)および FSO(浮遊式貯蔵出荷施設)に貯油され、そこから出荷されている。 地質区としてはカンポス盆地(安定縁辺盆地)に属し、集油形態は層位封塞トラップ(海底扇状地堆積物)、集油面積は約 160km2 。油層は第三紀漸新世の砂岩で、深さは 2,500 ~ 2,700m 。究極可採埋蔵量は約 24.5 億バレルと見積もられている。原油比重は 20°API。 産油量は 2002 年が約 58.6 万バレル/日、2003 年が約 54.9 万バレル/日と発表されており、2003 年末における累計生産量は約 3 億 7,000 万バレルと算定される。 (齊藤 隆、2006 年 3 月) |
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