とうさんやくとは？ わかりやすく解説

自民党における幹事長・政調会長・総務会長のポスト

自民党では、幹事長・政調会長・総務会長の３つのポストが党三役として重要な党務にあたっている。首相や閣僚を政府部門に出す一方、党三役が中心となって党をまとめる。

自民党の総裁が首相となって党務を離れている間、幹事長が仕切り役として党をまとめている。特に、選挙のときには、立候補者の調整などで手腕を発揮する。幹事長は総裁に次ぐポストとされている。

政調会長とは、政務調査会の会長のこと。政策を議論したり、大臣や官僚に働きかけをしたりする政務調査会をまとめる。また、総務会長とは、総務会の会長のこと。総務会では、例えば憲法問題など、主に長期的な政策課題について議論している。

自民党は21日、臨時総務会を開き、幹事長に安倍晋三氏、政調会長に額賀福志郎、総務会長に堀内光雄氏（留任）を充てる新しい党三役の人事を決定した。そのほか、副総裁に山崎拓氏、国会対策委員長に中川秀直氏（留任）、幹事長代理に久間章生氏が就任した。

（2003.09.22更新）