つ・む【摘む】
読み方:つむ
[動マ五(四)]
1 (「抓む」とも書く)指先や爪の先ではさみとる。つまみとる。「茶を—・む」「花を—・む」
2 (「剪む」とも書く)はさみなどで物の先を切りとる。「枝を—・む」「髪を—・む」
3 (1の比喩的用法)大きくならないうちに取り除く。「悪の芽を—・む」
5 指先で強くはさむ。つねる。「わが身を—・んで人の痛さを知れ」
「太刀抜きたる腕(かひな)を捕らへていといたう—・み給へれば」〈源・紅葉賀〉
[可能] つめる
つ・む【積む】
読み方:つむ
[動マ五(四)]
1 物の上にさらに物を置く。次々と重ねる。「うずたかく—・まれた商品」「ブロックを—・む」
2 運ぶために車や船などに荷をのせる。「トラックに新米(しんまい)を—・む」「原油を—・んだタンカー」
3 物事を繰り返し行う。重ねてする。「練習を—・む」「経験を—・む」
4 たくわえる。ためる。「巨万の富を—・む」「定期預金に—・む」
[可能] つめる
[用法] つむ・かさねる——「煉瓦(れんが)を積んで(重ねて)塀を作る」など、同種の物を上に置くの意では相通じて用いられる。また、「練習を積む(重ねる)」のように、同種の事柄を繰り返す意でも相通じて用いられる。◇「積む」はある物の上に何かを数多く置くこと。「煉瓦を積む」のように同質の物を置く場合も、「車に荷物を積む」のように異質の物を載せる場合もある。後者の場合「重ねる」で置き換えられない。◇「重ねる」は同質の他の物を添え加えること。上に載せていくとは限らない。「紙を重ねてとじる」「着物を重ねて着込む」「失敗を重ねる」などを「積む」で置き換えることはできない。また、「重ねてお願いします」も「積む」では置き換えられない。
つ・む【詰む】
つむ【×錘/紡=錘】
つ・む【▽集む】
つむ【▽頭】
読み方:つむ
「つむり(頭)」の略。→御頭(おつむ)
つ・む【×齧む】
詰む(つむ)
つむ
京ことば | 意味 |
つむ | 混雑する |
ツム
つむ
出典:『Wiktionary』 (2021/08/10 08:34 UTC 版)
名詞:頭
つむ 【頭】
翻訳
名詞:舶
つむ 【舶】
- 大船。
翻訳
名詞:錘・紡錘
翻訳
動詞:積む
つむ 【積む】
活用
発音
翻訳
関連語
動詞:詰む
つむ 【詰む】
- (自動詞) 手段がなくなる。詰まる。行き詰まる。おわる。
- (他動詞) (将棋) 王将が逃げられなくなり勝負の決着がつく。チェスのチェックメイトなど、将棋に類似したゲームの同様の局面についても「詰む」ということがある。
活用
発音
関連語
- つめる
- つまる
動詞:摘む
つむ 【摘む】
活用
発音
関連語
翻訳
(語義1)
(語義4)
(語義5)
動詞:集む
つむ 【集む】
- 集める。
活用
マ行下二段活用 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
つ | め | め | む | むる | むれ | めよ |
動詞:齧む
つむ 【齧む】
- 齧る。
活用
マ行四段活用 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
つ | ま | み | む | む | め | め |
摘
摘 |
槯
稸
積
積 |
蕰
蕰 |
|
薀
藴
蘊
錘
「つむ」の例文・使い方・用例・文例
- 女の子はうつむいて自分の靴を見ていた
- かたつむりはつのを突き出した
- 彼女はその光景を見ないように目をぎゅっとつむっていた
- いくらか経験をつむことが出来た。
- ひまわりがうつむいている。
- 二人はしばし黙ってうつむいていた。
- なんてつむじ曲がりなやつだ。
- 彼女は夜半までトイレでうつむいて吐いていた。
- 彼女は恥ずかしくてうつむいた。
- 彼は目をつむり、腕組みをしたまま、肘掛けいすに座っていた。
- 彼はつむじ曲がりだ。
- 私は女の子たちが野生の花をつむのを見た。
- 警察はたいてい路上駐車の車に目をつむる。
- キャッシーは花をつむのをやめた。
- 彼女はこうべを傾けてお祈りした[うつむいて針仕事に取りかかった].
- 彼女は当惑してうつむいた.
- 彼女は「愛してる」「愛してない」と言いながら, 花びらを 1 つ 1 つむしっていた.
- 彼女はうつむいて歩いた.
- 美しい目をしているとほめられて少女ははにかんでうつむいた.
- 彼のつむじは左巻きだ.
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