ちょう‐だい〔チヤウ‐〕【帳内】
読み方:ちょうだい
「ちょうない(帳内)1」に同じ。
ちょう‐だい〔チヤウ‐〕【帳台/帳代】
読み方:ちょうだい
1 寝殿造りの母屋内に設けられる調度の一。浜床(はまゆか)という正方形の台の上に畳を敷き、四隅に柱を立てて帳(とばり)を垂らしたもの。貴人の寝所または座所とした。御帳台(みちょうだい)。帳。
3 「帳台の試み」の略。
ちょう‐だい〔チヤウ‐〕【町代】
ちょう‐だい〔チヤウ‐〕【長大】
ちょう‐だい〔チヤウ‐〕【頂戴】
読み方:ちょうだい
[名](スル)
1 もらうこと、また、もらって飲食することをへりくだっていう語。「結構な品を—いたしました」「お𠮟りを—する」「もう十分—しました」
㋐物を与えてくれ、また、売ってくれという命令の意を、親しみの気持ちをこめて促すようにいう語。ください。「それを—」「牛肉500グラム—」
㋑「…てちょうだい」の形で補助動詞の命令形のように用いて、相手に何かをしてもらうのを促す気持ちを、親しみをこめていう語。「その新聞を取って—」
「黄衣の神人神宝を—して、次々に順(したが)ふ」〈太平記・三九〉
[補説] 電話の応対などで「お名前を頂戴できますか」などと言うが、これは正しくない。「名前を頂戴する」というのは、例えば主君の名をそのまま、またはその一部を戴いて自分や子供の名にすることである。よって簡略には「お名前をお願いします」、さらには「お名前をお聞き(お伺い)できますか」くらいでよい。平成10年代半ば頃から広がったという。
ちよーだい
ちょうだい
出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 09:29 UTC 版)
名詞:ちょうだい
ちょうだい【頂戴】
- (DにAをちょうだい、Dは一人称、Aが対象物) 聞き手が話者に物を与えるよう頼むときに使う。
- お菓子をちょうだい。
- 私にこれをちょうだい。
- (補助動詞、…してちょうだい) 話者から心理的に遠い人である聞き手が、話者から心理的に近い人あるいは話者本人の利益になるような行為をするよう頼むときに使う。
注
ちょうだいは一般に名詞に分類されるものの、以下に示すように、動詞としてふるまう。
- 目的格 を および対格 に を取れる。
- 私にこれをちょうだい。
- するが省略されたものではない。また、だも付かない。
- 交替可能な語は全て動詞である。
- 私にこれをちょうだい。
- 私にこれをください。
- 私にこれをくれ。
- 命令法・非過去時制としてふるまう。
- 補助動詞としても使われる。
- 教えてちょうだい。
語源
関連語
「ちょうだい」の例文・使い方・用例・文例
- 電話に出てちょうだい
- 一筆お便りをちょうだいね
- 「もっとお金ちょうだい」「あなたはもう十分すぎるほど持ってるでしょ」
- 私の手を放してちょうだい!
- 私のカレーをうんと辛くしてちょうだい
- いすで床をこすらないでちょうだい
- 帰り道で銀行に寄ってちょうだい
- テレビをつけてちょうだい
- たまにはおばあちゃんに会いに来てちょうだい
- りんごをちょうだい。
- お小遣いをちょうだい
- 民の皆様の御意見をちょうだいする予定です。
- そこそこの釣果を期待してるから。頑張って釣ってきてちょうだい。
- 連絡ちょうだい!
- 部屋の中を走り回らないでちょうだい。
- 同じのを買わせてちょうだい。
- 電話に出てちょうだい。
- 窓を閉めて、冷たい風が入らないようにしてちょうだい。
- 新聞をやめて私の言うことを聞いてちょうだい。
- 手を貸してちょうだい。
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