その他業績
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H.G.ウェルズ『世界史概論』(H.G.Wells, A Short History of the World)翻訳。1920年 1925年に父から宋代の李誡による『営造法式』を受け取ってから本著の注釈につとめ、また1932年から1934年にかけて『清式営造則例』を著述。先代建築構造の現代的解釈に務めた。これらは中国の伝統建築の構造と規則を現代科学技術の観点と手法で総括した中国で初めての著作となる。1943年には『中国建築史』の原稿を完成させ、1966年には『営造法式』の注釈を完成させる 天津市政府主催「天津特別市公共建築建設規画」建築設計競技に張鋭と参加し最優秀賞受賞。1930年 「薊県独楽寺観音閣山門考」及び「薊県観音寺白塔記」発表。中国で初めて現代科学手法で古建築を調査・実測した調査報告書となる。1932年 「我們所知道的唐代建築与宮殿」発表。1932年 山西省応県の仏宮寺で遼代の木塔(応県木塔)を発見し実測を実施。1056年建造とされ、現存する19世紀以前の木造建築では最も高い建物とされる。1933年 隋代の「趙州橋」を河北省趙県で発見し実測。現存する中国最古の石造アーチ橋とされる。1933年 山東省曲阜の孔廟建築を調査と実測し孔廟修築計画を作成。1935年 河北省の独楽寺の観音閣(984年建造)を発見し調査 河南省嵩岳寺の磚塔(520年建造)を発見し調査 佛光寺正殿(山西省五台県)を発見し調査。857年建造の唐代の木造建築とされる。1937年 戦区文物保存委員会文物目録を編纂。1945年 全国重要建築文物簡目を編纂。1949年 北平伝統建築の保護提案書を作成。中国共産党解放軍要請による。1948年 「北京の城壁の保存問題に関する討論」(城壁討論)発表。北京城壁保護を呼びかけ。1950年 「中央人民政府の行政中心区の位置に関する提案」(陳占祥らと。梁陳プラン)を提出。北京全体の保護、城壁外に中央行政区の建設を提案。1950年 祖国の建築の伝統と当面の建設問題(『新観察』第16期)発表。ここで紹介されている建築物のほとんどが梁思成夫婦によって発見・調査された文化遺産。1952年 『建築学報』創刊、編集長就任。中国近代建築学界最初の学術的刊行物 1954年
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