その他危険または問題行為
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 05:23 UTC 版)
「普天間基地移設問題」の記事における「その他危険または問題行為」の解説
風船による航空機の離着陸妨害 基地反対派が抗議活動の一環で、普天間基地の周辺で多数の風船を高さ50mほどまで揚げた。基地反対派は米軍基地が航空法の規制対象外なのを理由に風船揚げは問題ないとしているものの、米軍基地が日米地位協定に基づいて航空法の対象外なのはあくまでも在日米軍の活動の妨げを除くためであり、航空機の離着陸を妨害する行為が危険であることにはなんら変わりない。 フェンスへの硝子片混入済テープ巻きつけ 基地反対派の抗議活動で、普天間基地のフェンスにテープを巻きつけることで文章を作る手法がある。しかしそのテープへ硝子片が混入している場合があり、清掃のためにテープを取り除こうとすると切傷する恐れがある。 選挙法違反 2014年11月16日に行われた沖縄県知事選挙について選挙運動期間中に、選挙ポスター掲示板以外への選挙ポスター無断張りつけや選挙ポスターへの落書きや破損、道路上に選挙関連の広告物無断掲載 等、多数の違反が発生。この時、翁長雄志候補の選挙ポスターだけ被害を受けなかった。また社民党県連顧問の照屋寛徳衆院議員は「沖縄は『公職選挙法特区』。公選法を守ろうという人は最終便で帰っていい。腹を据えてやってもらいたい」「もし逮捕されたら、私ではなく、弁護士の福島党首を呼んでください」と発言し問題になった。 基地反対派の米軍基地侵入 2015年2月22日、沖縄平和運動センターの山城博治議長がキャンプ・シュワブ前で抗議中に、米軍基地の敷地を示す黄色のラインを越えたとして米軍に一時拘束され、名護署へ引き渡された。釈放時に山城博治は「黄色のラインは越えていない。私は騒ぎを抑えようと、皆にとりあえず下がろうと言っただけ。明らかに不当だ」と主張したものの、後にこの事件の様子が映された映像が米軍から流出。山城博治が自ら黄色のラインを越えていることが判明した。 脅迫行為 2015年3月19日、「(沖縄県名護市辺野古の米軍)キャンプ・シュワブや大使館を爆破する」「キャロライン・ケネディ駐日米大使を殺す」などと英語で電話をかけて脅迫した職業不詳の沖縄の男が逮捕された。男は容疑を認め「米軍基地の移設問題に不満があった」と供述した。 地元住民への被害 八重山日報によれば、普天間基地の移設先となった辺野古では基地反対派が路上や歩道の緑地帯へ違法駐車を続けている。デモ行為などによる通行妨害もあることから警察へ通報や相談が寄せられており、2015年11月10日の衆院予算委員会では菅義偉官房長官が地元住民の声として「昼夜問わず民家に聞こえる拡声器の反対抗議が連日行われている」「夜間の拡声器は安眠の妨害だ」「深夜2~3時まで騒音でいっぱいだ」「あらゆる道路に違法駐車がみられ、無料駐車場化している」との苦情があることを紹介した。 2016年8月には基地反対派が「牛歩作戦」として工事車両の移動の妨害を開始し、地元住民は通勤、保育園送迎、通院等に支障が出ている。
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