せい‐きょく【世局】
せい‐きょく【声曲】
せい‐きょく【政局】
読み方:せいきょく
1 ある時点における政治の動向。政界の情勢。「—が行き詰まる」
2 首相の進退、衆議院の解散など、重大局面につながる政権闘争。また、安定政権の元では、与党内での主導権争い。多く、国会などでの論戦によらず、派閥や人脈を通じた多数派工作として行われる。「—になる」「—にする」
せい‐きょく【正極】
政局(せいきょく)
政界の勢力分布は、第一義的には国民の投票による選挙によって決まるが、連立政権の組み替えや人事異動、あるいは重要法案への採決のときに、勢力の変化をもたらすことがある。このような場合、ある個人やグループなどが影響力を発揮し、政局を左右する。
例えば、重要法案の採決のときに、政党は所属議員に投票態度を一致するように求めるという党議拘束をかけるが、個人的な政治信条などで政党の方針に反する行動に出れば、警告や注意といった処分の対象になる。特に、与党議員が野党の提出した内閣不信任案に同調すれば、離党や除名処分となるのが通例である。
2000年4月に、小沢一郎議員を中心とする自由党が、与党にとどまる保守党と野党になった自由党に分裂したことが記憶に新しいところである。また、細川連立政権の誕生した1993年も大きな政局だった。その後、さまざまな政党が離合集散を繰り返し、政界再編成へと発展した。
自民党の執行部に批判的な加藤紘一議員の行動が、この後で、どのような結果を導くのかは未知数である。しかし、一つ一つの言動が注目され、政局の行方を握っているという意味では、最も影響力のある人物となったことだけは確かである。
(2000.11.14更新)
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