しな・う〔しなふ〕【×撓う】
読み方:しなう
[動ワ五(ハ四)]
1 弾力があって、折れずに柔らかに曲がる。たわむ。しなる。「本の重さで棚板が—・う」「よく—・うからだ」
2 従う。順応する。
3 なよなよとする。
[用法] しなう・たわむ——「撓」の字が共通して当てられるように、「枝がしなう(たわむ)ほど実がなっている」など、ゆるやかに弧を描く意では相通じて用いられる。◇「しなう」は弾力があって復元し易い状態をいい、「よくしなうからだ」「むちをしなわせて脅(おど)かす」などと用いる。◇「たわむ」は重さや力に耐えられなくて曲がっている状態をいう。「本の重みで床がたわむ」また、「たわむことなく我が道を行く」のように、気力がおとろえるの意で使うことがある。この意は「しなう」にはない。
撓ふ
しなう
「しなう」の例文・使い方・用例・文例
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