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道の駅「明宝(磨墨〔するすみ〕の里)」と道の駅「美並」を訪問した

週一か二週に一度、実家の様子を見に行っている。春秋の気候のよい時季には、高齢の身内の無聊を紛らわすため車で連れ出している。そろそろ肌寒い日が増えてきたので、この秋のお出かけは今週が最後になるかも知れない。来週は金融機関に行くとか別の用事があるそうだし。

 

ちょっと遠めの行先として、道の駅「明宝(磨墨〔するすみ〕の里)」というところを提案したら乗ってくれた。国道472号一名「飛騨せせらぎ街道」沿いの立地で、かつて飛騨高山方面にバス旅行に出かける折には休憩地として何度か立ち寄ったところだ。身内が少し体調を崩してから、バス旅行の機会はめっきりなくなってしまったけど。

今の季節、道すがらの紅葉や黄葉の見物もできないかと考えた。その期待はある程度叶えられた。ただし車を運転していたので、スマホ写真を撮ることはできなかった。

 

道の駅明宝の駐車場。実家からここまで、下道で約2時間半かかった。

二つ名前の「磨墨〔するすみ〕の里」は、『平家物語』宇治川の先陣争いで梶原景季という武将が騎乗した名馬の名にちなむ。このあたりの産だそうだ。

銅像の台座には

名馬磨墨之像
 騎馬像梶原源太景季公

と刻されている。

 

上の写真左奥の三角屋根の建物が、物販店である。

 

産直と土産物売り場が併設されていた。土産物売り場の面積が、やや広かった。

 

明宝ハム。このあたりのブランドである。現代では、馬の代わりに養豚が盛んなのだろうか。

 

農産物売り場。リンゴ。

 

上段、サツマイモ。下段、サトイモ。

 

しいたけ ちゃんとあった。なくてもいいけど、あれば撮る。

 

しいたけ茶なるものもあった。最上段。右側は梅昆布茶、左側はとうがらし梅茶。

 

このあたりは、お茶も名産品らしい。

 

名物と言えばアユの甘露煮に…

 

鶏ちゃん。

たびたび書いている通り、このネーミングは「ケイジャンチキン」と引っかかって、個人的には苦手。

 

肉桂玉〔にっけだま〕は郡上名物のはず。

 

ただし身内は、なぜかパンコーナーにあったクロワッサンパンというのを買った。

 

ちょうどお昼時だったので、名店街(?)の食堂の1軒に入った。

 

メニューを接写。ちょっと小さいけど。

身内は「あなご あまご*1甘露煮定食」というのに反応しチョイスした。

 

私も同じものを頼んだ。違うものを頼むと、遅くなることがある。

中央奥のアマゴに添えてあるピンク色の小片は明宝ハム。

左隣は野菜の煮物。ほか豆腐、生野菜、赤カブの漬物、ひじきの煮物、ゼリーと品数が豊富だった。

左下のご飯は五穀米だった。右下は味噌汁だが、辛子汁に変更も可能とのことだった。冬は寒い地方だからだろうか。

アマゴは甘露煮と言いつつ甘くなく醬油味で、骨まで柔らかく煮込んであった。

 

店内のカレンダーとポスター。右側の少女マンガ風キャラが気になって撮ってしまった。

背景はこの店の店頭を写生したものだから、オリジナルキャラクターだろうか。

キャラが供しているのは、明宝ハム定食と思われる。右下に描かれているケチャップも、ハムと合わせるために開発されたこの地方の名物らしい。

 

オリキャラと言えば、やはり名店街の並びにあった明宝ハム専門店の…

 

等身大萌えキャラのパネルも、大いに気になった。

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運転中はスマホ写真が撮れないから、せせらぎ街道の紅葉、黄葉は撮れなかったと書いたが、道すがら「天竜峡公園」というところを見かけたので、急遽、車を停めてみた。

 

駐車スペースが5台分ほどあるほかには、たいしたものは何も見当たらなかったが、こんな案内板があった。

弊ブログ勝手に名物、Googleレンズによる文字起こし。

 水と踊りと自転車と
  県道高山八幡線(天竜峡公園)
 この公園は沿道修景事業として、 景勝の地天竜峡のほとりに建設されました。
 眼下の天竜峡は、断がい絶壁、奇岩が岩をかむ急流に洗われ、その砕け散る水しぶきは天然の美そのものです。 近くにはステキな宿、楽しさいっぱいのサイクリングターミナル、民具民俗 資料豊富な歴史民俗資料館あり、つり、ハイキング、サイクリング、郡上踊り、郷土料理 etc.・・・・・・さあ!
 あなたも奥美濃を満喫しませんか。
  岐阜県

 

紅葉、黄葉が接写できないかなと思ったが、対岸の山腹を覆う黄葉のほか…

 

敷地の境界線に植えられていた鮮やかに紅葉したカエデくらいしか撮れなかった。

本当は「えっ、これ何?」と思うくらい真っ赤になった木や、黄葉したイチョウが自ら発光しているんじゃないかと思うくらい明るい黄色だったことなど、印象に残るシーンはたくさんあったのだけど。

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帰途、道の駅「美並」を通りがかった。当初、予定していなかったが身内の要望により立ち寄った。

「木遊憩所」。きゆうけいじょ?

 

上記建物左奥に物販所があった。

 

上掲写真正面の仮設テント内が産直、その右奥の恒久施設が土産物売り場だった。

テント内。

 

土産物売り場を覗いたところ。

 

飛騨路銘菓。

キャラの「さるぼぼ」というのは、元は飛騨高山の民芸品のぬいぐるみで猿の赤ちゃんを模したものだそうだ。

 

「飛騨高山ラーメン」。このあたりは飛騨ではなく美濃地方なのだけど、まあいいか。

 

生しいたけは見当たらなかったが、干ししいたけと…

 

「平成椎茸ラー油」なる商品があった。

奥美濃には平成〔へなり〕という地名がある。「道の駅 平成」もある。ただし、マップで確認したら山一つ隔てた隣の谷間のようだ。

 

明宝ハムと明方〔みょうがた〕ハムが、冷蔵庫に並んでいた。

 

明宝と明方に関しては、検索したら日経新聞の記事がヒットした。2014年の古い記事だがログインしなくても全文読めるので、ブログカードを貼らせていただく。

www.nikkei.com

 

「鶏ちゃん」もあった。

 

ただし、身内はここでは何も買わなかった。

締めのつもりで、駐車場から撮った山景を貼ろう。車載の外気温計は、道の駅明宝では9℃を表示していたが、ここ道の駅美並では13℃だった(平地に下りると15℃)。そのあたり山容の違いに反映されているのだろうか。

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*1:誤記でした。コメントでご教示いただき訂正しました