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JR東、千葉・久留里線の一部区間をバス中心の交通体系へ

JR東日本は、JR久留里線の久留里-上総亀山間について、「バス等を中心とした新たな交通体系へのモードチェンジを図ることが必要」との考えを示し、今後君津市と協議する。

久留里線は、木更津駅から上総亀山駅を結ぶ路線。このうち、久留里駅から上総亀山駅(いずれも君津市)までの新たな交通体系に関する検討結果の提示を君津市に対して行なった。

経緯としては、JR東日本 千葉支社が、沿線地域の総合的な交通体系に関する協議の場の設置を君津市および千葉県に対して申し入れ、'23年5月に第1回検討会議を実施。その後も検討が重ねられてきた。

'24年10月21日に開催された第5回検討会議においては、下記の検討結果が示された。

  • 上総地区で提供されている交通サービスは、当該地区の移動需要に適していないこと
  • 当該地区での移動需要を考慮すると、自動車中心の交通体系への移行により、より利便性の高い地域公共交通が実現すること

この結果を受けJR東日本は検討を進め、当該区間の鉄道は、バス等を中心とした交通体系へのモードチェンジを図ることが必要との結論に至った。

JR東日本は、より利便性の高い交通体系の実現を目指す考えを示しており、具体的な内容については、今後君津市と協議する。また、デジタル技術等を活用した、二次交通を含めた経路案内や観光情報の提供など、さらなる利便性の向上を目指す。

JR東日本ではイベント列車の運行や「駅からハイキング」の実施など、地域の魅力の情報発信や活性化に向けて取り組んできた。今後も、君津市の意向も踏まえながら、積極的な地域振興に努めるとしている。