Vol.7
言葉の響きを通じて語られる物語は翻訳可能なのか。小野正嗣著「夜よりも大きい」を英訳したデビッド・ボイドさんに聞く――
2015年に芥川賞を受賞した『九年前の祈り』など、小野正嗣は多くの作品で故郷の海辺の集落をモデルにしている。それらと対照的な、黒い森、運河、野原、建設現場などを舞台にした短編集『夜よりも大きい』は、発表誌も時期もさまざまだった各作品を、無題にして収録している。初出時に「まよなかのこどもたち」と題されたな短編をめぐり、作者とのコミュニケーションなどを含めて、他の回では聞き手を務めているデビッド・ボイドさんに聞いてみた。
2022.05.19
- デビッド・ボイド
- 小野正嗣