4人の内定者が振り返る2022年就活 スケジュールも公開! – 早稲田ウィークリー

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4人の内定者が振り返る2022年就活 スケジュールも公開!

年が明けて、卒業・修了のシーズンが近づいてきました。もうすぐ早稲田を巣立つ学生たちは、何を就職活動(以下、就活)の軸とし、業界や就職先を選んだのか、そしてどんな準備を進めて就活に向き合ってきたのでしょうか。キャリアセンターの学生キャリアアドバイザー(SCA)4人に、自身の就活について振り返ってもらいました。4人それぞれのリアルな就活スケジュールも公開します!

INDEX

▼1.IT業界に内定
▼2.インフラ業界に内定
▼3.国家公務員総合職に内定
▼4.国立国会図書館に内定

1.IT業界に内定

社会に大きな影響を与えられる仕事がしたい
「大切なのは積極的に周りの人の協力を仰ぐこと」

大学院先進理工学研究科 修士課程 2年 北村 淳一郎(きたむら・じゅんいちろう)
――何を軸に就活しましたか?

サークルで制作したフリーペーパーを持って

私は「社会に大きな影響を与えられる仕事」を軸に就活をしていました。

きっかけは、大学1年生から所属しているサークル活動です。このサークルでフリーペーパーを制作・配布する活動を行い、自分の行動によって多くの人に影響を与えられることにやりがいを感じました。

また、さまざまな企業のインターンシップに参加した結果、人々の生活をより豊かにしたり、社会課題を解決したりするのにITが必要不可欠であることを実感しました。そこで、ITを活用して社会に大きな影響を与えたいと思い、IT業界を志望しました。

――具体的な就活スケジュールを教えてください。

10社のインターンシップに参加。また、卒業生訪問は5社程度、選考・面接は7社参加しました。

――就活で大切なことは何ですか?

「積極的に周りの人の協力を仰ぐこと」が大切だと思います。

ES作成や面接での注意点、企業の情報をまとめた北村さんの就活ノート

エントリーシート(以下、ES) の添削や面接の練習だけでなく、企業の情報や選考の情報をつかむためにも自ら積極的に行動することが重要です。私は卒業生訪問やキャリアセンターの個別相談などに参加して、企業についての情報収集や面接の練習を行いました。

早稲田大学にはさまざまな場所で活躍する多くの卒業生がいるだけでなく、就職活動をサポートするキャリアセンターなど、周囲の環境も充実しています。積極的に周りの人に協力を仰ぎ、情報を収集するなど、早稲田の恵まれた環境を最大限活用してください。

2. インフラ業界に内定

「人々の生活を支える」「グローバルな活躍」という二つの軸
「周りの人に頼り、つらいときは気分転換を!」

人間科学部 4年 中村 涼人(なかむら・りょうと)
――何を軸に就活しましたか?

大学4年、旅行先のベトナム・ホーチミンで

私は、「人々の生活を支える」「グローバルな活躍」という二つの軸でインフラ業界を志望しました。元々乗り物が好きだったので、航空や鉄道業界を見ていて、そこから電力、ガス業界など徐々に業界を広げていきました。

ただ、優柔不断な性格が悪く出て、本選考では100社ほどESを出してしまいました。広く浅くESを出した結果、持ち駒がどんどん少なくなっていくのがかえってストレスに。白い紙にエントリーした企業を書き、落ちた企業は斜線を引いていったのですが、線を引くたびにひやひやして、残っている企業を何度も数えました(笑)。

本当にこの企業や業界でいいのか、選考が進み内定をもらったとしてもちゃんと働けるのかなど、しっかり将来のことを考えた上でエントリーすれば良かったと思います。中途半端な気持ちでエントリーした企業は、面接で苦労しますし、辞退する場合はESを書いた時間が無駄ですよね。

――具体的な就活スケジュールを教えてください。

当初、行きたい業界が明確だったため、自己分析や業界研究はあまりしませんでした。その結果、3月から本格化する選考や面接ではうまく話すことができず、後悔することに。あらためて就活の軸を見直し、10、11月の選考は関心があった業界の2次募集にエントリーしました。

――就活で大切なことは何ですか?

就活で使用したノート。説明会などでメモしやすいサイズ、質感(柔らかいリング)にこだわり、モチベーション維持のためにカラフルで映える色を選んでいた

「周りの人に頼る」ことです。友人に面接練習を頼んだり、勇気を出して先輩に連絡を取ったりしました。最終面接がうまくいかなかったときには親に泣きながら電話しました(しかし、その3時間後に内定の電話がきたというエピソードがあります)。

つらいときは気分転換をして、キャリアセンター、SCA、友人、先輩をぜひ頼ってください。あなたを応援してくれる人はたくさんいます!

3.国家公務員総合職に内定

特定の省庁に決めたのは官庁訪問直前
「心の安定になるものを一つ作っておくことで、気持ちを落ち着かせた」

法学部 4年 猪原 良(いはら・りょう)
――何を軸に就活しましたか?

2020年、秋の京都にて

私の場合、国家公務員として働きたいという気持ちはあったものの、3年の年明けの時期でもまだまだ軸は決めかねていたというのが実情です。

各省庁が開く業務説明会に頻繁に参加はしていましたが、すぐに特定の省庁に絞ることはしませんでした。実際、漠然といくつか決めたのは官庁訪問(※)直前です。

(※)国家公務員志望者が、志望する省庁で受ける選考フローの一つ。

筆記試験があるため、まずは試験勉強に注力していましたが、並行して興味のある省庁の説明会に参加し、そこで徐々に志望動機などを形成するという進め方がやりやすかったです。

また、私のように独学で試験を突破しようとする場合は、周りの様子も分からないので、説明会で仲間を作るなどもいい手だと思います(私はできませんでしたが…)。

――具体的な就活スケジュールを教えてください。

※24卒・25卒は試験日程が前倒しになるので、公式情報を確認してください。

説明会はオンラインが中心だったので参加しやすく、興味のある省庁はなるべくたくさん参加しました。また、どの省庁も面接カード(※)は志望動機・ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)が中心なので、自己分析の一環として作成・提出していました。

(※)公務員採用試験の面接のための情報を記入する提出物。

面接練習や官庁訪問でメモを取っていた手帳。就活スケジュールにも活用した

一連の試験が始まる前(3年の2~3月頃)には、キャリアセンターなどを活用して面接の練習をしたり、友人に聞いてもらったりするのも手です。私は後輩やゼミの先生の意見を取り入れて改善していきました。例えば、自分は抽象的に語る癖があるようなのですが、「それでは伝わらないのでイメージしやすい例を交えながら話すと良い」というアドバイスはとても役に立ちました。

――就活を進める後輩へ一言お願いします。

就活中は、ちょっとしたことで大きい不安を抱えがちです。そんなときは、別に落ちても次がある、というような心の安定になるものがあるといいと思います。私の場合、他の公務員試験も受けておき、いざというときにはそれに頼れるようにしていました。われわれ経験者の話を参考にするなどして、ぜひ納得のいく結果を手に入れられるよう頑張ってください!

4. 国立国会図書館に内定

立法に関わり、誰かの興味を広げることに携わりたい
「なぜ他ではなく、ここでこの仕事をしたいのかを明確にする」

法学部 4年 鈴木 茉由子(すずき・まゆこ)
――何を軸に就活しましたか?

所属する公認サークル「長唄研究会」にて

生活に欠かせない「情報」を扱うことで、さまざまな立場の人の役に立ちたいという思いを軸にしていました。

さらに、小さい頃から図書館員に興味を持っていたことや、自己分析・他己分析の結果、説明会で感じた企業の雰囲気が合うかどうかなどを踏まえて検討した結果、民間と公務員で一つずつ、「ダントツ第1志望!」という志望先が決まりました。

――具体的な就活スケジュールを教えてください。

3年生の4月に公務員試験の参考書を買い、少しずつ取り組んでいたものの、夏までは民間への就職を意識し、10社以上のインターンに参加。本格的に試験勉強を始めたのは、所属するゼミで行う一大イベントの模擬裁判が終わった11月下旬からでした。

就活で活躍したアイテム

3年生の2月頃からは、民間のES提出・面接と、公務員試験の出願・試験対策で手いっぱい。独学だったので試験で課される論文の書き方に自信が持てず、成績が上がっている実感もなかったのがつらかったです。

3年生の3月から4年生の6月はスケジュールが一番詰まっていました。でも、公務員試験の時期も演劇博物館でのアルバイトを休止しなかったことで、その経験を面接で生かすことができました。就活を通して、社会人と会話をする経験を積めたことで成長できたと感じています。

――就活を進める後輩へ一言お願いします。

私の場合、少しでも気になった企業は、食わず嫌いせず説明会に参加したのが良かったと思います。多くの企業を見ることで、「なぜ他ではなく、ここでこの仕事をしたいのか」が明確になったからです。

就活の不安や疑問は、ぜひSCA相談会で解消してください。後悔のない就職活動になるよう、応援しています!

キャリアセンターの支援について

キャリアセンターではさまざまな支援を行っています。就活真っただ中の人も、まだまだこれからの人も、いろいろな視点でぜひ活用してみましょう。

SCA相談会
この4人も参加・協力している「SCA相談会」は、オンラインと対面で開催しています。2022年度分はSCAメンバーが卒業するまでの期間限定! このチャンスを逃さず、就活の疑問・質問・不安をSCAに相談して解消しましょう!
※日程などの詳細はこちらから。

◆「オンライン学内合同企業説明会(24卒対象)」
3月1日(水)~3月7日(火)
※詳細は、後日キャリアセンターWebサイトで公開予定。

24卒支援
LINEオープンチャットなど、24卒向けの情報はこちらから。

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日はほぼ毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

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