「雇われて働く」とは? 就職前に労働問題を知ることができる授業 – 早稲田ウィークリー

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「雇われて働く」とは? 就職前に労働問題を知ることができる授業

労働経済論【商学部設置科目】

商学部 4年 森川 裕月(もりかわ・ゆづき)

小倉一哉先生(商学学術院教授)の「労働経済論」では、労働という身近な問題を体系的に理解し、実証的に把握することを主な目的として、経済新聞やインターネットの記事を利用しながら、人事評価や賃金体系、また、過労死や過労自殺などの、雇われて働く人を取り巻く問題について学びます。昨年履修した当初は、労働経済論という授業名から、「難しそうだな…」と思っていましたが、実際はグラフや図を用いて、とても分かりやすく教えてくださいました。

授業の形式は、教科書を使用せず、先生のお話とスライドを中心に進みます。受講生はノートをとりながら、先生からの質問に挙手制で回答し、積極的に参加しています。毎回授業の最後には質問タイムがあり、授業内容に関する質問はもちろん、個人的な就職活動の質問などにも答えてくださいます。サラリーマン経験のある小倉先生から就職活動についての的確なアドバイスを頂けることも、この授業の醍醐味(だいごみ)です。

授業の様子

私はそれまで労働問題について、ニュースでよく耳にする言葉でも内容を詳しく知らないことが多かったのですが、この授業を通して視野を広げることができました。また、人事評価や賃金体系の内容を学ぶことは、就職活動での企業選びの参考にもなりました。

雇われて働く際に起こり得る問題について、就職する前に知ることができるのは貴重な機会だと思います。さらに、労働問題だけでなく、本質的に「なぜ働くか?」「何のために働くのか?」「早稲田生として、社会で何をなすべきか?」を問うてくる、社会に出る人間として学ぶべきことが多い授業です。

私は小倉先生のゼミ「雇用労働研究」にも所属しています。1泊2日のゼミ合宿ではラフティングなど、学年を超えてみんなで楽しみました。先生とゼミ生の距離感は比較的近く、何でも相談できるお父さん的な存在に感じているゼミ生も多いと思います(後列左端が小倉先生)

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