大学総合研究センターは、早稲田大学が掲げる中長期計画である「Waseda Vision150」の施策の一環として、2014年2月に設立されました。
2005年の中央教育審議会答申「我が国の高等教育の将来像」のとりまとめ以降、各大学の自主的な教育改善努力が求められるようになり、認証評価においても、自己点検・評価に基づく教育・研究の改善のための教学マネジメントの確立や内部質保証体制の整備が重要な地位を占めるようになってきています。大学総合研究センターは、その根幹となる3つのポリシーの策定や見直し、学修成果の可視化および教育改善プロセスへの支援を担っています。
大学総合研究センターでは、「高等教育研究部門」、「教育方法研究開発部門」を設置し、設立以来、教育・研究・大学経営に係るデータ収集・分析(IR)、ICTを活用した授業支援、更なる教育の質の向上を図るためのGood Practiceの普及・展開、および全学FDプログラムなどを実施してきました。
今後も本学の内部質保証体制の一翼を担うとともに、高等教育のあり方、方法論などについて調査・研究を進め、大学のあるべき姿のデザインに貢献していきます。また、そうした成果を広く世界へ発信することを通じて、アジアのリーディングユニバーシティとしての確固たる地位の確立を目指していきます。
早稲田大学大学総合研究センター所長、文学学術院教授
長﨑 潤一