公開セミナー 村上春樹文学に出会う#13
霍見真一郎 「風の歌」を聴いたか――ハルキのいた神戸・阪神間(12月19日開催)
公開セミナー「村上春樹文学に出会う」シリーズを開始して一年余り、多くの村上文学翻訳者や研究者、一般読者の方々に、村上作品との“出会い”や“絆”について語っていただきました。これからも村上文学を読む「小確幸」や文学研究の魅力を来館者と交流し合い、風通しの良い「文学の家」を目指していきますので、ご参加を心待ちにしています。
第13回は、ジャーナリストの霍見真一郎さんを招いて「「風の歌」を聴いたか――ハルキのいた神戸・阪神間」をテーマにお話していただきます。
よく知られているように、村上春樹は神戸・阪神間で育ちましたが、その地こそ作品の原点にあると考えている人も、少なくないでしょう。けれども、世界中にいる村上の愛読家や研究者のうち、果たしてどれほどの人が、その足で彼の原点に立ったことがあるのでしょうか。
兵庫の地元紙記者として取材で歩き回った霍見さんは、神戸・阪神間は「壁」に囲まれた街であり、表現者としての村上を生み出した「風の歌」のメロディーが流れていると感じられるそうです。作品の舞台をあらためて味わい直せる「現場報告」を伝えていただきたいと思います。
講演後には、来場者の方とのQ&Aも予定しております。奮ってご参加ください。
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詳細
- 開催日時:2024年12月19日(木)15:00〜16:00
- 開催場所:国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)2階ラボ
- 使用言語:日本語
- 参 加:無料・予約不要
- 主 催:早稲田大学国際文学館
講演者
霍見 真一郎(つるみ・しんいちろう)
神戸新聞報道部デスク兼論説委員兼編集委員
1975年生まれ。早稲田大学第一文学部を98年に卒業後、出版関連の仕事を経て2001年に神戸新聞社に入社。社会部(現報道部)、阪神総局などを経て、24年3月から現職。06年、低年齢児の性同一性障害受け入れの報道で第一回疋田桂一郎賞。少年事件記録の廃棄を巡る報道で、取材班代表として、第三十回坂田記念ジャーナリズム賞、第三回調査報道大賞、2023年度新聞協会賞、第二十三回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞奨励賞を受賞。
監修
権 慧(国際文学館)
注意事項
座席数を超えた場合は、立ち見でご覧いただく、または入場を制限させていただく可能性がございますので、あらかじめご了承ください。
主催者側で記録のため撮影または録画することがあります。
体調管理、手洗い・手指消毒などの基本的な感染症予防対策をお願いします。
マスク着用については本人の判断に委ねます。
当イベントに関するお問い合わせ
- 早稲田大学国際文学館
email:wihl★list.waseda.jp(★部分を@に変更してください。)