先輩職員紹介(企画財政課企画財政係)
[2023年12月15日]
ID:1553
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プロフィール
最終学歴:大学院卒(理学研究科化学専攻)
入庁年度:令和5年度
所属部署:企画財政課 企画財政係
出 身:東京都八王子市
インタビュー
檜原村役場に就職しようと思った理由を教えてください。
少年時代に檜原村での自然体験(川への飛び込みなどの川遊びや川釣り、登山など)を通して村の自然に魅了され、東京でありながら雄大な自然を有する檜原村に憧れを抱いていたからです。僕の地元は檜原村にほど近い八王子だったので、中学・高校時代には友人たちと自転車でよく村を訪れていました。その中で、いつかは檜原村で働きたいという思いを持つようになり、中学の卒業文集では将来の夢に「檜原村役場に勤めたい」とまで書いていたんです。
ただ、大学院まで進学すると、身の回りには一般企業に就職する人が多く、僕も新卒では研究職としてメーカーに就職しました。メーカーでの仕事は面白かったのですが、配属先が地方だったため、2年間勤めるなかで家族や友人の近くで生活したいという思いが次第に強くなり、地元の近くで働ける場所への転職を考えるようになりました。そんな折に檜原村役場の職員の募集を見つけ、応募することにしたんです。
前職ではどのような仕事をしていましたか?
研究職としてプラスチックの研究をしていました。現在は世界中で環境問題への関心が高まっていますが、特にプラスチックの使用・廃棄は地球温暖化を含む環境問題に大きく影響を及ぼしていると考えられています。そこで僕のメーカーでは、「プラスチックに木材由来の成分を混ぜることで、プラスチック使用量を大幅に削減しつつ、より高強度・高機能な素材を開発する」ことを目標に研究を進めており、僕もその研究に携わっていました。
現在の業務内容を教えてください。
企画財政課企画財政係で、主には予算の編成や執行管理、財政調査など、村の予算に関する仕事を行っています。その他、村の総合計画や契約管財、村議会に関することなど、係としての仕事内容は多岐にわたります。
僕個人としては、直近では前年度の歳入と歳出の決算を行って資料にまとめ、東京都に送る作業を行っています。入庁したばかりでまだまだわからないことが多いので、先輩方に頼りながら業務にあたっていますね。
入庁してからは、どのように仕事に慣れていきましたか?
まだ勤め始めて間もないため、とても仕事に慣れたとは言えませんが、少しでも早く戦力になれるよう、わからないことはできる限りその場で先輩方に質問して解決するようにしています。先輩方は皆さん、なんでも聞きやすい雰囲気を作ってくれていて、恵まれた環境だなと感じます。
檜原村役場の雰囲気を教えてください。
他の自治体と比べて職員数が少なく、一人が担当する業務の幅が広いため、皆さんテキパキと仕事をしているイメージがあります。それでも親切で丁寧な方が多く、常に温かみを感じながら仕事をしています。また、職員同士の仲が良く、一体感があるとも感じますね。
仕事をするなかで、どんなときにやりがいを感じますか?
今はとにかく仕事を覚えることに必死なので、やりがいとまでは言えませんが、先輩方に教えていただいたことを一人でもできるようになったときには、喜びを感じます。その積み重ねで、自分の仕事が住民の方々に貢献していると実感できるよう、今後も業務に取り組んでいきたいです。
今後チャレンジしていきたいことを教えてください。
人口2000人の村なので、可能な限り地域住民の皆さんに僕の存在を覚えてもらいたいと考えています。そのためにも、住民の方々とも積極的にコミュニケーションを取るようにし、明るく元気で親切な職員を目指していきたいです。そのうえで、いつかは役場職員や住民の皆さんに頼ってもらえるような存在になれたら嬉しいですね。
また、僕が前職で携わっていた「木材成分を用いた環境対策」は現在、世界で大きな注目を集めています。日本は資源に乏しい国だと思われがちですが、森林資源については大変恵まれた国です。特に檜原村は面積の9割以上が森林なので、木材の活用の仕方によっては、大きな可能性を秘めていると思います。前職での経験を活かし、いずれは村内の森林資源の活用に関して、何か新たな取り組みができたらとも考えています。
(取材・文/檜原村地域おこし協力隊 高野)