USPジャパン メンバー紹介!【神郡慶子】 | 株式会社USPジャパン
メンバー紹介

USPジャパン メンバー紹介!【神郡慶子】

   

USPジャパンで働くメンバー紹介企画、第6弾は 神郡慶子(かみごおりけいこ)さんです。神郡さんのパーパスは「自然にありのままに生きる、持続可能なライフスタイルを実現する」こと。ご自身の実現したい社会に向けて邁進しながら子育てにも余念がない、そんな働く女性のロールモデルのような神郡さんをご紹介します。

     

目からうろこ ー SDGsとの出合い

 
JSTOでは多くのイベントを行った
   

―これまでの経歴を教えて頂けますか?

私は元々関西出身で、アパレルメーカーで子供・ベビー服の製造・販売をしていました。アパレル業界では、自分が企画した商品が形になって、それを着ている人が楽しそうに街を歩いている姿を見ると本当にやりがいを感じました。ですが、実際は廃棄率が高く、環境への配慮が足りないと感じる部分もありました。その頃から「人にも環境にも優しい仕事がしたい」と思うようになりました。当時はまだSDGsの概念が広まる前でしたが、フェアトレードという考え方が既にあって、それに共感していました。徐々に「東京で働きたい」と思うようになり、東京の商社で働きながら、フェアトレードに関する取り組みも行っていました。

その後、結婚し子供ができたことがきっかけで、仕事と子育てを両立できる環境を優先してUSPジャパンに入社しました。最初のうちはアパレル小売店の支援を行っていましたが、しばらくしてJSTO(*1)の立ち上げに携わりました。JSTOの立ち上げ以降かなり忙しくて「こういう風に働きたい」といった想いは完全に消えていました。そのような中、たまたまファッション業界におけるSDGsの取り組みの話を聞く機会があり、まるで目から鱗が落ちたようでした。「あ、私これがやりたかったんだ」と、自分の中で言語化できた瞬間でしたね。「やっぱり世の中はこういうことをちゃんとやらなきゃいけないんだ」と気持ちが再燃しました。

―当時の事業内容であるショッピングツーリズムの促進とは正反対に聞こえますね

コロナの流行が大きな転機になりました。当時、USPはショッピングツーリズムにがっつり取り組んでいて、インバウンド需要が最盛期だった中で、コロナで一気にその需要が落ち込みました。その時、会社の方向性を見直す必要があると感じました。

USPジャパンでもう10年以上働いていて良いところも悪いところも見てきていたので、社員一人ひとりが自分の強みや個性を発揮できる環境を作り、やりたい仕事を追求できる会社にすることが大切だと思うようになっていましたし、従来のインバウンド業務だけで良いのか、という疑問も湧いていました。

そこで、会社のビジョンを考え直すことにしました。スタッフ全員で集まって一年近く話し合いました。その場にいるみんなと一緒にビジョンを考えられたのは、とても大きな成果だったと思います。(*2)

―新しいビジョンのもと、USPジャパンとして課題感はありますか?

今、会社としての課題は、自分たちの専門性をさらに高めて、各自が自立して働けるようにすることだと感じています。ありがたいことに若い世代の方たちが入ってきてくれているので、次世代にしっかりバトンタッチできるよう、教育に力を入れる必要があると思っています。

これまで採用や教育にあまり力を入れてこなかった分、やはり人材の育成は重要で、どんな人材を育て、どんな会社にしていくのかを考えることや、経験豊富なメンバーのノウハウをしっかりと次世代に引き継ぐことも大切ですね。

―これまでの神郡さんの取り組みと合致していますね

私自身、一貫して持続可能な組織作り、地域作り、人作りにフォーカスしてきました。これまでやってきた仕事を継続していく高めていくこと重要なことです、その基盤に「サステナビリティ」があることを社内に浸透させていきたい。そのために、社内で勉強会を開催し、地域作りにもサステナビリティの基準を取り入れて、みんなで学んでいく取り組みを進めてきました。そういった地道な活動が、社内の文化として根付き、広まって欲しいと思っています。

     

組織を離れ、新たなステージへ

 
コロナを乗り越え、会社の方針を一緒に考えたメンバーと
   

―そんな中、USPジャパンを退社され、現在は社外取締役となりましたね

ビジョンの刷新や和歌山オフィスの立ち上げなど、コロナ後の会社の体制が一段落したと感じ、仕事一辺倒ではなく自分の時間をより自由に使いたいと思い、社外取締役の立場に変更させてもらいました。社外取締役としては、取締役会で経営方針や事業の方向性に関するディスカッション、人事面でのサポートなどを引き続き行っていきます。

私は一つの組織に所属して働くよりも、さまざまな立場で活動し、自分の時間を自分で描く方が自分の性に合っていると感じています。自分で新しいことを開拓し、多様なメンバーと活動したり、自分の知らない世界を体験することは、何が起こるかわからず未知数で楽しいですよね。何か社会にインパクトを与えることはブレずにやっていきたいです。

―最近の活動内容や、時間の使い方は変わりましたか?
自分の好きな活動をより積極的に楽しみ、より自由に日々日常をデザインしている感じがします。最近は、多くのことをやりすぎていて、自分が何をやってるのか、何者なのかを説明しづらいですね(笑)。これから時間をかけて、自分にフィットするものや、コアとなるものを模索していきたいと思います

     

リアルで人と繋がるコミュニティを作りたい

 
トレッキングが好き。写真は屋久島にて
   

―神郡さんの「やりたいこと」について具体的に聞かせて下さい

私にとって一番大切なのは、ワクワクすることを見つけて変化をもたらすことです。個人的には、月並みですが、50代は仕事もゆったりとしながら、セカンドハウスで畑を耕すような、ワークとライフが一体となった生活を目指したいと思っています。

具体的には、リアルでの活動にチャレンジしたいですね。これまでのアドバイザー的な役割から脱して、全くやったことのないことへのチャレンジ、例えば、田舎でリアルに人が集まれるスペースをつくり、マイノリティーな人を助けたり、ダイバーシティ&インクルージョンを実現するようなコンセプトのコミュニティスペースを作りたいと妄想しています。これまでと違って、時間をより自由に使えるので、いろいろな場所を訪れて、これまでできなかった経験をたくさんしていきたいと思っています。

―最後に、USPメンバーに向けてメッセージをお願いします
これまでと言っていることは変わらないですが、USPは社内で指示されたことだけをやればよい人は求めていません。自分でどんどん新しいことを吸収し、提案し、自立したスタッフとして会社を盛り上げて欲しいと思っています。20代や30代の人たちの考えを聞くととても新鮮で、若い人たちこそ、今の世の中で何が求められているのかを考えて、積極的に取り組んでもらいたい。そのためには、社内だけでなく、外部のネットワークやコミュニティにも積極的に参加して、いろいろな視点や経験を得て欲しいです。

今の私のように、一つの会社にとどまらず、いろいろな場所で活動し、社内では経験できない体験を積んでいくこともお勧めします。一つの組織に縛られる世の中ではないと思うので、副業とかボランティアもたくさんやればいいし、海外を含めて、今の世の中がどう動いているのか、肌で感じてほしいです。それが今後の人生や私たちの事業活動に大いに役立つはずです。

*1 JSTO(一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会)(https://jsto.or.jp/

*2 私たちのコーポレートビジョン、コーポレートアイデンティティ策定ワークショップ(https://www.usp.co.jp/blog-sustainability/515/

     

【インタビューあとがき】

神郡さんは、「サステナビリティ」への使命感を持ち、妥協を許さない強い意志を持ったキャリアウーマンでありながら、子どもとの時間を大切にする母親としての一面も印象的です。これからは組織を離れ、個人としてやりたいことにフォーカスしていく段階に入りますが、どんな苦労も乗り越え、数年先にはご自身が思い描く未来をきっと実現しているだろうと確信させられます。そんな神郡さんからは、インタビューを通じて、小さな枠にとらわれず、自己世界を拡げていくモチベーションをたくさん頂きました。感謝!!(取材:2024/9)

・「16タイプ性格診断」※の結果は「主人公」

「主人公は楽観主義者として周囲をインスパイアし、自分が正しいと思うことをすぐさま実行します」

まさにその通りで、多くの方が神郡さんの言動に感化され、モチベーションを高めたはずです。これからも、ご自身の信念を貫いて突き進んでいかれることと思います!

※16タイプ性格診断(16Personalities)はNERIS Type Explorer® 社提供の性格診断テストです。客観的な指標として参考に記載させて頂いております。(https://www.16personalities.com/ja

 
小松原 守

小松原 守

マイパーパスは「全ての人が健康で活き活きと働ける社会を作る」こと。 東京都の人材交流支援事業を通じ、三菱重工業株式会社より出向中(2023/12~2024/11)豊かな自然を感じながら心身共に健康的でいたい人。好奇心旺盛で、新しい人との出会いや、未知のチャレンジにワクワクします^^

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