日本ユニセフ協会|東日本大震災復興支援|アーカイブ

東日本大震災緊急・復興支援2011.3~2016.12東北の知見を「子どもにやさしいまち」づくりに

2011年3月11日、東日本を中心に国内観測史上最大規模の大震災が発生。

日本ユニセフ協会は、「あらゆる自然災害で、もっとも困難な状況におかれてしまうのは子どもたち」というユニセフの緊急時対応指針に則り、震災発生直後より被災した子どもたちのための支援活動を開始しました。

まず行ったことは、避難所などへの支援物資の提供や、世界各地で支援活動に携わるユニセフ専門家の被災地への派遣です。首都圏でも物資や燃料が不足する中、日ごろからご協力いただいている多くの企業や団体のご尽力も得て、また被災3県のユニセフ協会との協働により、物資だけでなく輸送手段も確保することができました。

緊急・復興支援における6つの取り組み
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そして、「ビルド・バック・ベター(Build Back Better)」すなわち「震災前より良い状況を創ることに繋がる支援を行う」というユニセフの支援の考え方のもと、支援内容はその後、「緊急支援」から「復興支援」(保健・栄養、教育、心理社会的ケア、子どもの保護、子どもにやさしい復興計画)に拡大しました。

これらの活動のために、国内外から、総額48億円を超える協力も寄せられました。
子どもたちのための活動を支えてくださったみなさまに、改めて心より御礼申し上げます。

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ユニセフが日本国内で支援活動を展開するのは、第2次世界大戦後の粉ミルクなどの学校給食支援以来、約半世紀ぶりのことでした。支援活動を進めていくなか、私たちは深刻な現状を目の当たりにし、自然の大きな力の前では、人間はあまりにも小さく、無力であることをあらためて思い知らされました。同時に、各地で出会う子どもたちや人々の前向きな笑顔に感動し、みなさまの復興へ向けた力強い想いに勇気をいただき、人の力の計り知れない可能性を実感することの繰り返しでした。

日頃よりユニセフ(国連児童基金)や日本ユニセフ協会の活動にご支援・ご協力をいただいているみなさま、そして、東日本大震災の緊急・復興支援にあたって多大なご支援やご協力を賜りましたみなさまに、改めまして心より御礼申し上げます。

  • 宮城県南三陸町のあさひ幼稚園落成式。園舎には津波で倒された樹齢300年の杉の木が用いられた。

  • 仙台市立七郷小学校の子どもたちが10〜15年後のまちの模型を制作。

ユニセフの支援活動を支えてくださったみなさまへ

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