人間の脳や心が持っている高度な情報処理機能の解明や、その機能の技術としての実現は今、最も目覚ましい発展を遂げている科学分野の一つです。認知機能、生理機能を計算機科学・工学・理学・医学・心理学などの学際的視点から学ぶことは、未来を変える知的ひらめきの泉です。情報理工学部では、このような人間と情報と機械の関連を学際的に捉えた、ユニークな研究・教育を強力に展開しています。【情報理工学部のデジタルパンフレットはこちらをクリック】
学部長挨拶
「情報」は現在社会のいたるところにあふれ、それを支えるネットワークはもはや社会基盤化しています。皆さんもきっと毎日、スマートフォンやPCの画面を見て、さまざまな「情報」を得ていることでしょう。
このような社会の中で忘れてはならないのは、情報とは、人間やそれに変わる機械などの「受け手」との関係を含めて捉えられるべきものである、ということです。当学部は「人間」をキーワードとして、人間・情報・機械を総合的に捉えた研究・教育を行っています。情報を総合的に捉えて、それを社会で活かしてゆくためには、豊かな人間性、強靭な基礎学力、実践的な応用力が重要です。本学部では研究の第一線で活躍する教員陣が、人工知能・計算科学から、ロボティクス、メディア、医療・地球環境などの情報計測に至るさまざまな分野で、新たな知見や経験を皆さんに提供します。
当学部は2001年4月に設置された電子情報学部を前身として、2006年4月に設置され、多くの優秀な卒業生を社会に送り出してきました。2022年度より、これまでの情報科学科とコンピュータ応用工学科の2学科に、情報メディア学科を加えた3学科体制となりました。湘南キャンパスの多彩な学部群の中、3学科体制となったことで、総合大学としての強みをより一層生かした研究・教育を展開できるようになりました。
受験生の皆さんにおかれまして、ぜひこの増強された当学部の、多様な分野における卓越した研究・学習環境を通じて、「情報」を思う存分学び、自分自身を創り磨き、未来の世界が求める研究者・技術者となってください。
東海大学情報理工学部学部長
前田 秀一(まえだ しゅういち)
高度な専門技術者と研究者を育成
大学卒業後、さらに学びを深めたい学生のために設けられているのが大学院です。グローバル化、IT化の進展など急速に変化し複雑化する社会を背景として、さまざまな分野でこれまで以上に高度な知識・技術が求められるようになっています。それに伴い、大学院への入学を希望する学生の数も増加の一途をたどっています。
夢ナビ×東海大学
東海大学 情報理工学部教員によるミニ講義 (夢ナビのサイトに移動します)
- 情報メディア学科 柴田先生『未来の教室での情報メディア活用』
- 情報科学科 尾関先生『AIで画像処理~写真よりリアルに~』
- コンピュータ応用工学科 中村先生『安心・安全な社会の実現を「確率」を使って考える』