健康学部健康マネジメント学科の妻鹿ふみ子教授とゼミの学生たちが12月7日に、秦野市の広畑ふれあいプラザで開催された「いきがい型デイサービス」木曜グループの活動に協力。パラリンピックの種目の一つである「ボッチャ」の体験を通して、高齢者らと交流を図りました。同プラザと秦野市保健福祉センターが実施しているいきがい型デイサービスは、家の中に閉じこもりがちな市内在住の65歳以上の高齢者にレクリエーションなどを通じて交流してもらうことが目的。妻鹿教授のゼミでは、デイサービスや地域ケア会議への参加を通じて地域福祉や多世代交流の重要性を学んでおり、今回は軽く体を動かすと共に、地域住民同士の交流を通じて心身の健康につなげてもらおうと企画しました。
ボッチャは2チームに分かれ、的に向かって赤と青の球を投げて得点を競うシンプルなゲームで、誰もが楽しめるユニバーサルスポーツとして人気が高まっています。当日は利用者9名とボランティア8名に学生6名が加わってボッチャを体験。鈴木杏奈さん(3年次生)は、「広畑ふれあいプラザでは2度目の実施となり、前回よりも多くの方が参加してくれて、チーム戦ができてよかったです。参加者の皆さんがとても上手で、白熱した戦いを繰り広げていたので私たちも一緒に楽しめました」とコメント。菅野智美さん(同)は、「一人ひとり体の状態が異なり、全員が同じ条件下でプレーする難しさを感じました。それでも、的やボールを投げる位置などを工夫しながら、それぞれが楽しめる環境をつくれたのではないかと感じています。デイサービスにあるコミュニティーが続くように、今後も何か力になれればうれしい」と話していました。妻鹿教授は、「ボッチャは球を力いっぱい遠くに投げても意外と得点が入らず、力がなさそうに見える高齢者が高得点の的にボールを入れるなど、奥深い競技です。学生たちチームを組んで参加者と2度対戦しましたが、1度も勝てませんでした。活動を通して、地域福祉や多世代交流の重要性を学んでくれたのでは」と話していました。