8月29日、結合双生児として生まれたグエン・ドクさんのお話を伺いました。
ドクさんは、兄のベトさんと下半身を共有する形で生まれましたが、1988年に分離手術を受けました。(ベトさんは2007年に死去)
※結合双生児…ベトナム戦争時、米軍が使ったダイオキシンを含む枯葉剤が原因と考えられています。
「ベトちゃん・ドクちゃん」として日本国内でも広く知られ、手術にあたっては日本から多くの支援が寄せられました。
そんなドクさんは大の日本ファン。
現在は、非営利団体Duc Nihonの代表として日越交流に力を尽くしています。
アジア学科 内藤耕ゼミの研修でホーチミン市を訪れた学生たちに、「いまの日本人の若者にこそ、ベトナム戦争の悲惨さを知ってほしい」と静かに語ってくれました。
写真はアジア学科のTシャツを着てくれたドクさんとの記念撮影です。