スペイン・ラテンアメリカウィーク講演会「在外公館派遣で行ったウルグアイ大使館勤務報告」をオンラインで開催しました

国際教育センターのスペイン語研究室では11月30日から、「第2回スペイン・ラテンアメリカウィーク」を開催しています。初日は講演会「在外公館派遣で行ったウルグアイ大使館勤務報告」をオンラインで行いました。「スペイン・ラテンアメリカウィーク」は、スペインとラテンアメリカ諸国を専門領域に含む教員と学生が、日ごろの研究と学びの成果を披露し、興味・関心を深めることを目的に昨年度から実施しています。今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により、WEBビデオ会議システム「Zoom」を使って卒業生による講演や学生同士の交流会などを企画しています。

初日の講演会には学生や教職員、卒業生など約50名が参加。2018年度に体育学部を卒業し、昨年9月から在ウルグアイ日本国大使館で働く鈴木海志さんが講師を務めました。鈴木さんは、通訳や会計、広報文化活動など業務内容について説明したほか、在学時に取り組んでいたスペイン語の勉強、京都外国語大学のスピーチコンテストへの出場経験などを振り返りました。また、所属していた柔道部で海外の選手と交流した思い出や、NPO法人柔道教育ソリダリティーとその活動を引き継いだNPO法人JUDOsによる、海外諸国に柔道着や畳を寄贈する活動に携わった経験を紹介。「ウルグアイでは柔道を通して日本の文化を紹介したり、JUDOsから寄贈された柔道着を受け取る側の立場になったりと、学生時代の経験を生かすことができています」と語り、参加者に向けて、「学生の皆さんの中には、目標が見つからない人や活力がわいてこない人もいると思いますが、そんな時は環境を思い切って変えてみてもいいのではないでしょうか。苦労して手に入れたものほど価値があり、まずは一つのことをコツコツと続けることが大切です」とアドバイスを送りました。講演後は参加者から質問が寄せられ、在外公館派遣員の試験への準備や面接の様子、ウルグアイに着任してからの心境の変化などを語りました。

「第2回スペイン・ラテンアメリカウィーク」は、今後以下の日程で開催予定です。
12月1日(火)9:00~(実施済)
ペルー伝統舞踏マリネラ公演会(15年度文学部卒・菊田真志さん)
12月3日(木)・7日(金)10:55~
スペイン語圏留学報告会(20年度卒・中島功喜さん、文化社会学部3年次生・神山龍冴さん)
12月4日(金)13:25~
フラメンコ公演(スタジオ ラカサテパティオ)
12月9日(水)12:30~
交流会「メキシコと日本の大学生活について語ろう」(メキシコ国立自治大学・中村剛之さん)
12月17日(木)9:00~
講演会「メキシコと日本の企業文化の違い」(メキシコ社会人類学高等研究所教授・平井伸治さん)
12月21日(木)15:20~
講演会「メキシコでのキャリア形成について」(日墨協会会長・中村剛さん)
12月22日(金)10:55~
在墨日系人ドキュメンタリー上映&監督講演会

※各イベントはZoomで開催します。接続方法、詳細情報はスペイン語関連科目共通フォーラムか、以下の連絡先へお問い合わせください。

【お問い合わせ】
東海大学国際教育センタースペイン語研究室
結城健太郎准教授
TEL:0463-58-1211(代)
メール:yuki.ken@tokai.ac.jp