ボディビル部が全日本学生ボディビル選手権大会フィジーク部門団体で連覇を達成しました

湘南キャンパスで活動するボディビル部が9月29日に、東京都・福生市民文化会館で開催された全日本学生ボディビル選手権大会フィジーク部門団体で連覇を達成しました。ボディビル競技は、全身の筋肉の大きさやキレ、バランスを審査するボディビル部門と上半身の筋肉の形状やプロポーションを中心に審査するフィジーク部門に分けられます。フィジーク部門は、近年の競技者増加を受けて身長別にクラスが分けられており、全日本学生選手権大会は3クラスで実施。団体は各クラス10位以内に与えられる入賞ポイントの合計で総合優勝が争われました。ボディビル部からはフィジーク部門に7選手が出場し、170cm以下の部で山田雄里杏選手(健康学部3年次生)が連覇、安藤空来選手(同2年次生)が2位に入りました。さらに、176cm以下の部と176cm超級でも4選手が入賞するなど、多くの選手が好成績を残し、栄冠を勝ち取りました。

ボディビル部は、2000年度から非公認サークル「バーベルクラブ」としてスタート。活動が活性化してきたことから、2021年度に名称を「ボディビル部」に変更。自身も過去に国内外のコンテストで好成績を残してきた有賀誠司監督(健康学部教授)指導のもと、急速に力をつけて昨年度の同大会で初めてフィジーク部門団体を制しました。チームでは、昨シーズン終了後すぐに筋肉量やポージングなどそれぞれの課題を探り、トレーニングを再開。昨年度までは、それぞれが通うジムでの練習が中心となっていましたが、今年度は「チーム一丸となって戦おう」と団体での練習やミーティングの機会を増やして、互いにアドバイスを送り合いながら、自身の体に磨きをかけてきました。

団体連覇を達成し、主将の田中絢士選手(工学部4年次生)は、「世界大会でも優勝した川中健介さん(健康学部2023年度卒)から主将を引き継いだのでプレッシャーもありましたが、仲間たちと支え合ってつらい減量やトレーニングに打ち勝てました。大学日本一になれてホッとしています」と安どの表情を浮かべ、170cm以下の部で頂点に立った山田選手は、「今年度は筋肉を大きくするためにトレーニングの負荷を上げてきました。一時期は、“少しでも重い器具を上げられるようになりたい”と体のバランスを無視して練習してしまい、コンディションを落としてしまうこともありましたが、有賀先生からもアドバイスを受けて立て直せました」と笑顔を見せました。有賀監督は、「精神的な支柱でもあった川中選手をはじめ、力のある選手が卒業したこともあり、今年度の春には連覇に向けた不安もありました。ただ、選手たちはひたむきに努力を重ね、連覇へとつなげてくれました。湘南キャンパスの15号館地下には昨年度リニューアルが完了したトレーニングセンターがあり、全国の大学でもトップクラスの練習環境が団体優勝に向けて大きく後押ししてくれました」と話していました。