札幌キャンパスでは10月9日から12月15日まで、ハワイ大学で日本語を学ぶ学生5名を秋期短期留学生として受け入れました。ハワイ大学には敷地内に本学のハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)を設置しているなど関係が深く、本キャンパスでもこれまで多くの短期留学生が学んできました。今回は5名が参加。キャンパス内の国際交流会館にドームアドバイザー(DA)としてサポートする日本人学生とともに宿泊し、日本語プログラムの受講をはじめ着物体験やフィールドトリップなど多彩なプログラムを展開しました。
10月23日のアメリカ文化を体験する英語プログラムEXPLORING AMERICAN CULTURE「ハロウィンの起源と伝統」では、学生や教員ともに仮装を楽しみ、参加した市内の子どもたちに対してジャック・オー・ランタン作りの補助を担当しました。11月15日の着物体験では、講師の方をキャンパスに招き、色とりどりの振袖や紋付を着用。留学生たちはお互いを撮影し、傘や刀を持ってポーズをとるなど和装を楽しみました。様々な体験を通じて、日本文化を学び、本学学生や教職員との親交を深めました。12月1日には付属札幌高等学校の髙橋直子先生による書道体験を実施し、各々が冬に関連した文字を選んで作品を制作。
12月15日に国際交流会館2階インターナショナルラウンジで行われた修了式には札幌キャンパス教職員・学部生ら約70名が参加。修了式では、網野キャンパス長から留学生に修了証書が授与された後、ハワイからの留学生が日本語で留学生活の思い出やお世話になった在学生、教職員への感謝の言葉などを述べました。暖かく、感謝のこもった メッセージに出席した留学生・教職員・学生から大きな拍手が送られ、心に残る 1日となりました。
DAを務めた徳永 彩楓さん(国際文化学部国際コミュニケーション学科3年次生)は、「2か月間の留学生との共同生活はとても楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。入寮当初はお互いの距離感が分からず、戸惑うことがありましたが、相手が求めることや自分がしてほしいことを積極的に話し合った結果、良い環境を作り上げることができました。留学生の皆さんは家族でありながら先生のような存在です。私たちDAは英語で、留学生は日本語でコミュニケーションをとることで、お互いの言語能力を高め、文化を理解することができました。また、DAとして寮生活の管理をすることで、自立心も培えたと思います。情報が来るのを待つのではなく、自分から確認することの重要さをDAの活動を通して知ることができました。将来、社会人になってもこの経験は活かせると思います。DAを将来やりたいと思っている方!やらずに後悔するより、挑戦するべきです!DAは最高のプログラムです!」と充実した表情で語っています。
また、大原 瑚桃さん(国際文化学部国際コミュニケーション学科1年次生)は、「やって良かった!DA生活!これに尽きる2か月間でした。実は私は英語力に自信がなく、英語で話すことに若干の恐怖心がありました。しかし、家族のように接してくれる留学生の皆さんのおかげで恐怖心は無くなり、コミュニケーションを取ることの楽しさを知ることができました。留学生と札幌市内の様々な場所を探索しましたが、ヒグマ彫刻、古い建築物、バス停に並ぶという習慣など私たち日本人にとって当たり前のようなことでも、彼らにとっては新鮮で、日本や北海道文化の魅力を改めて知ることができました。DAをやりたいと思っているけど迷っている方!英語能力は必須ではありません!大事なのはコミュニケーションをとりたいと思う心です。その心があればDAの適性はバッチリですよ!」と笑顔で語っています。
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