2023年度東海大学情報通信学部公開セミナー「ニュースポーツ体験」を実施しました

品川キャンパスで10月21日に、本学スポーツプロモーションセンターの北濱幹士准教授による「2023年度東海大学情報通信学部公開セミナー~誰でも、いつでも、どこでも、いつまでも、気軽に楽しめるニュースポーツを体験しませんか?」を実施しました。本セミナーは、東海大学と情報通信学部の学びや活動を地域に広く還元することを目的に開催しています。今回取り上げたニュースポーツは、子どもから高齢者までを対象に、体力向上や健康維持・増進、介護予防など幅広い分野で活用されています。ゲームの勝敗よりも、「楽しみ」「コミュニケーション」「健康・体力づくり」に重点を置き、競技規則が柔軟で適度な運動量があり、さらに年齢や体力差に関係なく楽しめるのが特徴です。

当日は、近隣住民を中心に、小学生から89歳までの約20名が参加。最初に北濱准教授が本学のスポーツ活動や自身の研究テーマなどについて紹介しました。実技に先立ち、「体育とスポーツ」「スポーツの種類」「生涯スポーツ」などのキーワードや、子どもの体力低下、日常的に大人の運動量が減少している原因・背景などについて解説。続いてボッチャやディスクゴルフ、バスケットピンポン、インディアカといった全8種類のニュースポーツの来歴と競技方法を説明し、「ルールにがんじがらめになると楽しくなくなります。こだわらずに“やってみたい”と思うものからチャレンジしてください」と話しました。

各ブースでは、品川キャンパスで活動するチャレンジプロジェクト「Takanawa共育プロジェクト(TKP)」に所属する8名の学生がサポート。参加者は思い思いに複数のスポーツを楽しみ、会場のアリーナには歓声が響きました。親子で参加した小学生は「ボッチャでは投げ方のコツを教えてもらい、楽しかった」とコメント。保護者は、「何もかも初めてのものばかり。気軽に楽しめる一方で投げ方にも戦略があって奥が深いと感じました」と笑顔を見せました。最高齢の参加者からは、「さまざまなスポーツを楽しむことができて、久しぶりに汗をかきました」との感想が聞かれました。

TKPプロジェクトリーダーの湯浅龍馬さん(情報通信学部3年次生)は、「私たちもサポート役として、多様な年代の人たちと同じスポーツを楽しむことができたのは貴重な経験でした。日ごろの地域活動を通して顔見知りになった方も参加されていて、交流を楽しめました」と話しました。最後は全員が参加して輪になってスティックを渡し合いながら移動する「キャッチング・ザ・スティック」に挑戦です。北濱准教授は、「ニュースポーツは特に練習せずにできることや、投げたものを回収する動作も運動になり、汗をかくことができることも魅力です。『キャッチング・ザ・スティック』のように大人数で楽しみながらコミュニケーションやリーダーシップを育むものもあります。多くの人に多様なニュースポーツを気軽に楽しんでほしい」と話しました。