品川キャンパスで「令和6年度 八潮こども夢大学」が開催されました

品川キャンパスで10月19日に、「令和6年度 八潮こども夢大学」を開催しました。「八潮こども夢大学」は、埼玉県八潮市が小学5年生から中学1年生を対象に2014年度から始めた教育の活動で、さまざまな大学などと連携して子どもたちに学ぶことの意義や将来の夢を育むことを目的に企画されています。本学では開始当初より品川キャンパスで体験授業を実施して協力しています。

当日は八潮市内の児童・生徒14名と保護者、教員、教育関係者ら8名が参加。授業はスポーツプロモーションセンターの北濱幹士准教授による「生涯スポーツ授業~屋外種目のニュースポーツ体験」をテーマに実施しました。本学の「体育」の授業を体験する中で、スポーツにおける健康・体力面の効果だけではなく、「友だちづくり」や「仲間との信頼関係づくり」について学ぶことを目的としました。本キャンパスで活動するチャレンジプロジェクト「Takanawa共育プロジェクト」(TKP)の学生5名もサポートとして加わりました。

開校式では、本キャンパスのグローバルシチズンカレッジオフィスの松山裕子課長が、「東海大学には皆さんが将来の夢を育むための多様な学びの場があります。存分に体験授業を楽しんでください」とあいさつ。続いて北濱准教授が、本学の概要や全国のキャンパス、学部について説明し、学生によるスポーツ教室など本学の取り組みについて紹介しました。さらに、子どもの体力の現状や低下の背景、体験授業で行うグラウンドゴルフとフィンランド生まれのモルックについて、その成り立ちや現地での楽しまれ方などを分かりやすく講義しました。

その後、TKPの学生が引率して隣接する本キャンパスのテニスコートに移動。グラウンドゴルフでは腕に覚えのある保護者も健闘する様子が見られました。4グループに分かれて実施したモルックでは子どもたちはすぐにルールを覚えて、モルック(投げる棒)を数字が書かれたスキットル(木製のピン)にぶつけ、点数を競い合いました。学生がサポートにつき、戦略を立てながら狙うスキットルを決め、当たると歓声があがりました。

スポーツの体験授業の後はヴァーチャルリアリティ実験室でVR体験も実施。特殊なメガネをかけてVR空間に入り込む感覚を体験し、手で触らなくても操作できるコントローラーを使ってパソコンに表示された3Dモデルを操るゲームに挑戦するなどして、本キャンパスの設備と学びの一端を体験しました。

参加した子どもからは、「接戦になったモルックで仲間と狙うピンの意見を出し合い、初めてでも楽しめた」「VR体験ではいろいろな見え方ができて驚きました」などの感想が聞かれました。TKPの関雄大さん(情報通信学部2年次生)は、「子どもたちはスポーツのルールをあっという間に覚え、楽しんでくれました。私たちにとっても久しぶりに体を動かす機会になり、子どもたちの笑顔を見て元気をもらいました」と話していました。