『レクサスの誕生』 - 石坂芳男氏、元トヨタ自動車副社長による特別講義を実施 | ニュース | 静岡県公立大学法人 静岡県立大学

グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



『レクサスの誕生』 - 石坂芳男氏、元トヨタ自動車副社長による特別講義を実施


ホーム >  ニュース >  『レクサスの誕生』 - 石坂芳男氏、元トヨタ自動車副社長による特別講義を実施

12月6日、トヨタ自動車の元副社長である石坂芳男氏が、同社の高級車ブランドであるレクサスの誕生にまつわる講演を本学で行いました。

この講演は、本学協定校であるブレーメン州立経済工科大学の「Doing Business in Japan」講義の一環としても開催されました。「Doing Business in Japan」は、ブレーメン州立経済工科大学の講義ですが、今年度は上野教授(本学経営情報学部)が非常勤講師として担当しています。今回は特別講演ということで、本学からは一般募集に応じた学生と上野教授の研究室の学生たちが参加しました。

1980年代に開発が進められ、1989年にアメリカ市場に登場したレクサスは、今や高級車ブランドとしての地位を確立しています。石坂氏は、レクサスブランドの創設とそのアメリカ市場での展開において中心的な役割を果たした人物です。

石坂氏は、1980年代のアメリカ市場環境を踏まえ、トヨタがどのようにしてレクサスブランドを構築し、アメリカの高級車市場に参入したかについて詳しく解説をしました。レクサスブランドの成功背景には、アメリカ・トヨタの品質へのこだわり、市場分析、そして顧客ニーズへの深い理解があったことを強調していました。特に、アメリカ・トヨタがトヨタ自動車のラインナップとは独立した戦略を取り、レクサスブランドの確立に至った経緯を明らかにしてくれました。

レクサスは単なる高級車ではなく、販売後のアフターサービスを含め、顧客に最高の価値を提供するトヨタの哲学を体現しています。

講義終了後、ブレーメン経済工科大学の学生からは、アメリカ・トヨタ自動車の社長としての心構えに関する質問が寄せられました。石坂氏は、トップとして従業員の話や市場の声を聴くことの重要性を再強調しました。この講演は、日本とドイツの製造業における共通点を探る貴重な機会となり、活発な議論が行われました。

*本講演は、国際関係学研究科附属広域ヨーロッパ研究センターならびに一般社団法人未来を創る財団の後援により行われました。

日本側の講義風景

オンライン講義の様子:レクサスのロゴに関する説明

オンライン講義の様子:レクサスに係る意思決定会議に関する説明

レクサスがアメリカで高い評価を得たことに関する説明

(2023年12月13日)

モバイル表示

PC表示