国際関係学部教員が高校の地理授業向けの書籍を刊行 | ニュース | 静岡県公立大学法人 静岡県立大学

グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



国際関係学部教員が高校の地理授業向けの書籍を刊行


ホーム >  ニュース >  国際関係学部教員が高校の地理授業向けの書籍を刊行

『フィールドから地球を学ぶ』

国際関係学部の湖中真哉教授が、共編著で『フィールドから地球を学ぶ─地理授業のための60のエピソード』を古今書院より刊行しました。同書は、地理学と文化人類学の研究者が世界各地のフィールドワーク(現地調査)によってこれまで得てきた最先端の知見を 「問い」と資料からなるエピソードを通じて、高校の新しい地理教育に活かすことができないだろうかという想いから編まれました。

地理学や文化人類学の研究者は、世界各地の異文化の中に実際に身を置き、様々な疑問に直面しながらフィールドワークを実施してきました。同書は、とくに、新設された科目「地理総合」の授業での活用を想定して編集されています。地理の教育現場において、高校生には「問いを通じて考える材料」を、高校の先生方には「問いを通じて教える材料」をフィールドから提供することをねらいとしています。

本書は60のエピソードを収録していますが、全ての標題が「問い」の形式を採っています。同書は、高校の先生方にとっては、ひとつの「問い」から始まる地理の授業を展開する上で参考になる上質な教材となることを目指しました。高校生にとっては、授業で出された課題に取り組んだり、高校図書館等で自学自習したりする際のハンドブックとして活用してもらえる書物となることを目指しました。

湖中教授は、連携会員を務める日本学術会議の分科会において同書を共同提案し、共同編集にたずさわると同時に、「エピソード10 コミュニケーション: アフリカの遊牧民はなぜ携帯電話を大歓迎したのだろうか」、「エピソード55 SDGsとその考え方: SDGsのもととなった考え方とはどのようなものだろうか」、「エピソード60 大学生が挑戦するSDGsのフィールドワーク: 大学生はいかに生活圏を調査し、持続可能な地域づくりを提言したのだろうか」の3つのエピソードを執筆しています。エピソード60では本学の学生が取り組んだ牧之原市でのフィールドワークの成果も紹介されています。


【参考サイト】
古今書院ウェブサイト
フィールドから地球を学ぶ 地理授業のための60のエピソード
http://www.kokon.co.jp/book/b621043.html

「立ち読み」をクリックすると湖中教授執筆の「エピソード10 コミュニケーション: アフリカの遊牧民はなぜ携帯電話を大歓迎したのだろうか」をご覧になれます。


(2023年3月24日)

モバイル表示

PC表示