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公開授業 演劇×音楽で蘇る「羽衣」が開催されました


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公開授業 演劇×音楽で蘇る「羽衣」

11月7日、本学大講堂にてオリジナル音楽劇「羽衣」の再演を行いました。

全学共通科目「ムセイオン静岡―世界の文化遺産A―」(立田洋司本学名誉教授担当)の公開授業として開催された今回は、第一部として「本学における地域の文化的資源の活用事例報告」、第二部としてSPAC俳優陣らによるオリジナル音楽劇「羽衣」の上演を行いました。
当日は学生に加え、多くの一般の方にもお集まりいただきました。また、静岡県高等学校国語教育研究会との共催事業として開催され、県内高等学校の教職員の方々にもご参加いただき、250名を超す参加者が、幽玄の世界を堪能しました。今回の公開授業が地域資源としての「羽衣」の魅力を再発見する機会になったのではないでしょうか。

「社会貢献は大学の大きな役割の一つ」
と挨拶する尾池和夫静岡県公立大学法人理事長

「数ある羽衣伝説のなかでも三保は独自性をもつ」
と説明する富沢寿勇ムセイオン静岡学内実行委員長

第1部「本学における地域の文化的資源の活用事例報告」

学生が中心となり地域の誇る文化的資源を活用した活動を実施する2つの団体「羽衣つたえ隊」と「焼津&八雲YYプロジェクト」から、活動の内容や今後の抱負などについての報告がありました。

○羽衣つたえ隊

能「羽衣」の魅力を国内外に伝えるための活動として、「羽衣」絵本の読み聞かせのほか、「羽衣」カードゲームの制作、地元企業とコラボした天女の衣装の製作など、学生発の企画などが紹介され、実際に絵本の一部の読み聞かせも行われました。「子どもたちに地域に誇りを持ってもらい世界に羽ばたいてほしい」、「世界に向けて発信し、文化の交流を進めることにより人と人とのつながりを作っていきたい」など学生たちの熱い想いが伝わってきました。

羽衣つたえ隊

○焼津&八雲YYプロジェクト

文学を地域資源ととらえ、地域の新しい魅力づくりに取り組む活動として、焼津市とゆかりの深い小泉八雲にちなんだ学生の発案・デザインによる手ぬぐいの商品化や、地域イベントでの朗読会の開催、静岡市・焼津市・藤枝市の文学館をめぐる「しずぶんツアー」の企画などさまざまな活動が紹介されました。「しずぶんツアー」については、若年層の参加も促すような内容の改善などを検討し、地域の魅力を再発見するきっかけづくりになればと地域に対する想いがあふれる報告となりました。

焼津&八雲YYプロジェクト

第2部 音楽劇「羽衣」

今回の公演は、1月に上演された国際関係学部の鈴木さやか講師が能「羽衣」をもとに企画・制作した絵本「羽衣」を原案とした音楽劇の再演です。
1月に上演した際と同じSPAC(静岡県舞台芸術センター)の俳優(布施安寿香さん、吉見亮さん)と作曲家(渡会美帆さん)、音響(堀池龍二さん)・照明(日尾豪志さん)の専門家が再結集し、1月の舞台にさらに工夫を重ねての上演となりました。
上演後には国際関係学部の細川光洋教授を進行役に布施さん、吉見さん、渡会さんを交えてのアフタートークを実施し、作曲した際のイメージや、天女を演じる際の心構え、前回から工夫を重ねた点などを聞くことができ、より舞台の印象が深まりました。

演奏する渡会さん

白竜(漁師)役の吉見さん

天女(布施さん)へ羽衣を返す白竜

舞う天女

美しい舞台照明

アフタートーク(司会:細川教授)

「文化教育を発信する場として継続したい」
と挨拶する立田名誉教授

(2018年11月14日)

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